前回、五行色体表のことに触れましたが、今回も関連ネタです。
五臓(肝、心、脾、肺、腎)というのがあります。
文字通り、内臓のことなんですが、肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓と全く同じ、ではありません。少しかぶっている部分もありますが、そのものではありません。
五臓は、感情(東洋医学では「七情」と呼ばれますー喜、怒、憂、思、悲、恐、驚)とも関連づけられています。
肝ー怒、心ー喜、脾ー思、肺ー憂・悲、腎ー恐・驚、という具合。
ザックリいうと、怒り過ぎると肝に、喜び過ぎると心に、思い過ぎると脾に、悲しみ過ぎると肺に、恐がり過ぎると腎に、ダメージが来るよってこと。
これだけ聞くと「は?」って思われる方もいらっしゃるかもしれません…
特に心と喜びのところ、とか?
ここで言う「喜び」は、狂喜乱舞的イメージを持ってもらうとわかりやすいでしょうか。嬉し過ぎて失神、がいい例です。
感情そのものが悪いわけではありません、もちろん。
感情が激し過ぎたり執着したり溺れたりすると、それも病の元になるよ、ってことです。
このことは、現存する中国最古の医学書『黄帝内経』にも書かれており、「ストレスは万病の元」論は2200年以上前から言われていたのですね。
これ、逆にも使えます。
怒りがちの人は肝が弱っているのかな? 最近心配性になったけど腎が弱ってきたのかな?と推測ができます。
例えば、最近心配性になってきた親は、腎が弱ってきたことが影響しているかも。
まあ、実際は、そんな単純なケースの方がまれですけど、原因の一つとしては考えられます。
そんな時は、腎を強くする食べ物(黒い色)や漢方を摂る、鍼灸を定期的に受ける、といったことが助けになります。
ここからは、「内臓と感情は繋がっている」と実感した体験を二つ。
一つは、ひまし油温湿布を始めた頃。
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温湿布の基本の部位は右脇腹、ちょうど肝臓のある辺りです。
まじめな私は、おすすめどおりに使っていました。
3日連続温湿布、3日めの温湿布の後はオリーブ油(大さじ一杯弱)を飲み、そのあと4日休む、という一週間サイクルを3回繰り返して、一週間休む。
この一か月サイクルを何回か繰り返したある日、ふと氣がつきました。
「最近氣が長くなった?あまりイライラしてこないな〜」
ひまし油体験者はわかると思いますが、温湿布の時間はとても安らかに感じます。昔「キリストの御手(パーマクリスト)」と呼ばれていたというひまし油。その呼び名にふさわしい時間になっていたのでした。
イライラが無くなったのは、ひまし油で肝臓が癒されたから、と勝手に信じています。www.caycegoods.com
もう一つは、やはりケイシー療法の一つ、洗腸(私がやっていたのはコーヒー洗腸)です。
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まじめな私は、コーヒー洗腸もまじめにやっておりました。
まじめにやり続けていたある日、ふと氣がつきました。
「最近、落ち込んだり憂鬱になることが少ないな〜」
今は、腸内環境が精神状態に影響を与えている、というニュースもありますよね?
腸内微生物は、肥満のうつ病および不安に関係している?:世界の最新健康・栄養ニュース
あなたの心の状態、内臓からのメッセージかもしれませんよ。
しばし、内臓をいたわってみましょう。
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