東洋医学では「色」も大切な情報です。
顔色であったり、舌の色であったり、爪の色であったり、肌の色であったり。
五行の中に五色(青、赤、黄、白、黒)というのがあります。
この五色、五臓にも関連付けられています。
青ー肝、赤ー心、黄ー脾、白ー肺、黒ー腎。
そういえば、私は色の黒い赤ん坊だったそうです。
今は亡き祖母は、事あるごとに「お前は色の黒い赤ちゃんだった。会う人会う人に『随分、色黒の赤ちゃんですね』と言われたもんだ」と言っていました。
どの程度黒かったのか、今だったらビデオとかで確認できるのでしょうが。
私の赤ん坊時代の写真はモノクロしかありません(年がわかるね 笑)ので、どの程度の色黒だったか、写真ではわかりませんでしたね。
父が、どちらかといえば色黒なので、そっちを受け継いだ、とも考えられるのですが…
腎精不足で、色が黒かったのでしょうね〜(黒ー腎)。追記:ここで言う「黒」、実際は煤けたような感じと認識しています。
ウェブサイトの「ごあいさつ」にも書いていますが、私はなかなかお乳を飲まない赤ん坊で、それを心配した母が鍼灸師の先生のところに連れて行ったそうです。それが、私の人生初の鍼、です(記憶はありませんが)。
西洋医学においては(知る限り)腎を補う治療はありませんので、母親が鍼に連れて行ったのは正しい判断でした。
近年の鍼灸の年間受療率(1年間で鍼灸治療を受けたことのある成人の割合)は約5~7%(日本における鍼灸の受療率 | 鍼灸学術情報 | 森ノ宮医療大学 鍼灸情報センターによる)。
果たして、当時の鍼灸受療率がどのくらいだったか?はわかりませんが、やはり主流は西洋医学で、鍼灸は少数派であったことに変わりはないでしょう。
人生「たられば」はないですが…
もし、あのとき母親が鍼ではなく小児科医に通っていたならば・・・もっと違うからだになっていたでしょう。
覚えてはいないけれど、ずいぶん昔から鍼の恩恵を受けていたんだな〜、と思うと、感慨深いです。
人生は面白い。
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