『腎臓が寿命を決める』 黒尾誠著
東洋医学の本と見紛うタイトル。
ですが、腎臓のことを書いた本です。
著者の黒尾誠氏は、クロトー遺伝子の発見者。
クロトー遺伝子とは、腎臓から余分なリンを排出させる老化抑制遺伝子。
体内にリンが増えると、FGF23(線維芽細胞増殖因子23)というホルモンが骨から分泌され、「リンを排泄して」というメッセージを腎臓に出します。
このホルモンのメッセージを受け取るのが、クロトー遺伝子。
FGF23とクロトー遺伝子で、体内にリンが過剰になるのを防いでいます。
マウスの実験により、FGF23欠損マウスにもクロトー欠損マウスにも、似たような老化加速症状が現れたことで、「リンが老化加速物質なのでは」という考えに至ったそう。
体内に入ってくるリンの量を減らす → 腎臓に負担をかけない、ということになります。
腎臓の濾過装置の主役がネフロン。
ネフロンは消耗品で、加齢とともに減少します。
↑ここ、東洋医学で「加齢とともに腎が弱くなる」と言われていることと似てない?
そして、ネフロン数はかなりの個人差があるようで、遺伝要因➕出世時の体重が関係するそう。
↑この辺りも、東洋医学とかぶっています。
持って生まれた先天の精は腎精とも呼ばれ、根源的な生命力を表します。
東洋医学の「腎」は、臓器の腎臓とは違います。
と教わってきましたが…まんま腎臓です、と言える日が来るのでは?
リンを減らすことが、老化スピードを遅くするアンチエイジングになりそう。
ですが、今の食生活ではリン摂り過ぎが普通。
気をつけるべきは、食品添加物として使用されている無機リン。
体内への吸収率は90%以上!口から入った添加物の無機リンはすべて吸収されてしまうと思った方がいい。
有機リンだと、肉や乳製品など動物由来の方が吸収されやすいのですが、「たんぱく質を摂りたい」と思うと、減らすのが悩ましいですね〜。
なので、やり易そうな「食品添加物が多そうなものは避ける」ことから、まず。
12の心得がありましたので、引用します。
- ハム、ソーセージ、ベーコンなどを減らす
- 魚肉ソーセージ、かまぼこ、練り物などを減らす
- なるべく「元の素材が分かる食品」を買う
- カップラーメンを減らす
- 「とんでもなく日持ちがするもの」は買わない
- 「いかにも着色料を使っていそうな食品」は買わない
- スナック菓子はなるべく個別包装してあるものを買う
- なるべく手作りのものを食べる
- ファストフードを食べる機会を減らす
- 「下ゆで」「ゆでこぼし」などの工夫をする
- 値段が安すぎるものには注意する
- 食品表示ラベルを見て「〇〇料」「〇〇剤」という表記の多いものは買わない
ま、よく言われていることばかりですけど…
10は、初耳でした。
加工肉は炒めたり焼いたりする前に、熱湯に10秒くらいくぐらすと添加物がだいぶ落とせる、そうです。
インスタントラーメンは、麺とスープを別々に作って、麺を茹でたお湯は捨てた方がいいらしい。
ひと手間が大事なんですね。
単に「体に悪い」というより「老化がすすむ」という理由の方が、より積極的にやれそうですね!
こちらの動画でも分かります。
人生は面白い。
※タオパッチのお得なセットあります!!
ウェブサイト:鍼灸|はり灸 一香堂|東京神楽坂 日本
女性限定 出張鍼灸:ホーム | おうちで鍼灸 一香堂(ひとかどう)
タオパッチ:量子デバイス | 鍼灸師がタオパッチのリモート相談 | タオパッチ体験会@神楽坂
Facebook:https://www.facebook.com/hitokadoh894/
Twitter:はり灸一香堂@神楽坂の古民家 (@hitokadoh894) / X
Instagram:https://www.instagram.com/hariq_hitokadoh/