最近、解剖学者の三木成夫の世界に感染中。
三木成夫氏については、こちらのサイトをご参照ください。
[特集] 自然・生命・人体の記憶 ― 三木成夫の生命形態学 -- 後藤 仁敏 -- 季刊 環境情報誌 ネイチャーインタフェイス
最初に読んだのは『内臓とこころ』。
今読んでいるのはこちら。
三木氏の教え子でもある著者が、三木氏の世界をまとめています。
芸大でも教えていた、というだけあって(?)身体観がとっても面白い。刺激的で宇宙的でエロティック。
鍼灸学校時代、解剖学はとにかく苦手でした。
国試のためにしゃーないから覚えると言った苦行に近いものでした。無味乾燥で何のいのちも感じられない科目でした( 私にとっては)…先生は面白い人だったけどね。
ま〜 学校とは大方そういうとこ、だけど。
その無味乾燥な解剖学が、三木氏のおかげで、いのちの通ったものになりました。
からだを持っている、からだと生きている、そのことが計り知れないギフトなんだ、と改めて実感させらました。
このからだは今ここにある、と同時に、地球に生命が誕生してからの記憶(名残)があり…スピリチュアルでもなんでもなく、ただ「ここ」に宿っている。
三木氏が講義で熱く語っていたらしい「人間は星だ。」という言葉。
東洋医学のからだ観とも通じていて、なんか嬉しい。
患者さんたちの「星」が輝くような鍼ができたらいいなぁ。
同じ星は一つとしてなく、そういう意味では、鍼師は宇宙旅行者のようでもある。
シビれる。
人生は面白い。
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