一香堂(ひとかどう)の身辺雑記

人生面白がろう😆一香堂はり灸師@神楽坂の雑記帳

結構「たばこ」はエグかった

先日患者さんとのお話のなかで、たばこの話題が出ました。

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そんな矢先に、ビデオニュース・ドットコムでたばこの話題を取り上げていました。5月31日が世界禁煙デーだったということもあるのかな。

youtu.be

たばこネタが続いたもので、興味外だった「たばこ」について書きます。

身近に喫煙者がいないし、最近飲みに行かないので喫煙に遭遇する機会がめっきり減りました。今の私のたばこ被害はそんなにありません。

が、たばこは正直苦手です。

同じマンションでベランダに出てたばこを吸っている方がいるらしく、結構匂うときがあります。帰ってきたときにたばこ臭が漂ってきた日にはテンション下がります⤵️
昔に比べれば少なくなりましたが、歩きたばこの方に遭遇したときは即座に離れます。すんごい距離取ります(笑)
注:タバコの匂いに拒否反応が出るので、あくまでもその防衛策です。喫煙者の存在を否定する意図はありません。もしかしたら心の奥底では否定したがっているかもしれないけど(?)…喫煙者の権利を剥奪しようとは思っていません、念のため(今のところ…)。

いずれにせよ、私にとってそんなに深刻な問題ではありません。

たばこの害はかなり周知されているので、喫煙者は「からだに良いことはない」と承知の上で吸っている、のでしょう。私のそばで吸わなければご自由にどうぞ、というスタンスです。

冒頭の患者さんにも「たばこを吸うことで精神的にバランスをとっているんでしょう。止めることがストレスになってもね…」などと言っていました。

でも・・・ですね、こちらの番組見たら、
やっぱり、たばこ良くないわ〜。

喫煙によって生じる主たる有害物質であるニコチン、タール、一酸化炭素の含有量は、主流煙(喫煙者自身が吸引する分)より副流煙の方が3倍以上も高いのだという。結果的に、年間1万5000人が受動喫煙が原因で死亡していると推計されている。(強調は引用者付与)

喫煙者自身より周りにいる人は、毒を吸わされているってことですよね?せめて逆だったらちょっとは…ね〜。

副流煙の害がこれだけわかっているのにも関わらず、今国会に提出されている受動喫煙防止法案は、全くのザル法だという事実。
店内を全面禁煙としなければならない対象から床面積100㎡以下の飲食店と、資本金5000万円以下の事業者を除外するので、この法案では、全体の45%の飲食店しか、禁煙措置の対象とはならない。ファミレスなど一部の大型店舗を除く大半の飲食店では、これまで通り自由に喫煙が可能というありさま。

「なんでザル法なのか?」というと、たばこは財務省が絡んでいるから。たばこ税は重要な財源ですからね〜。

たばこは税負担が重いから、有害物質を含んだ煙を撒き散らしても多少大目に見てね、と言いたいのでしょうかね?日本は「健康より金が大事」な国なんだ〜と、この法案をみると思ってしまいます…

救いは、東京都の条例案(「東京都受動喫煙防止条例(仮称)」)は国のよりだいぶ厳しいということ。「厳しすぎる」という声も出ていますが、これが国際基準らしいです。

東京都案は、従業員がいる飲食店(全体の84%)は屋内禁煙となります。これであれば、従業員という雇用される弱い立場の人が守られる、と言う点で、番組内で原田氏は評価されていました。
あと、保育所、幼稚園、小中高校では、屋外の喫煙も禁止されています。子どもの受動喫煙防止がより徹底されています。

www.jiji.com

私が今まで唱えていた「たばこでリラックスできるからいいんじゃない?」説も、番組内で見事に否定されていました。

喫煙すると生体ストレス反応が出る、とのこと。喫煙後には血中のコルチゾールの濃度が上昇するそうです。コルチゾールは別名ストレスホルモンとも呼ばれ、身体がストレスを感じているときに分泌されるものです。

にも関わらず、なぜ喫煙者は「リラックスした」と感じるのか?それは単に、ニコチンの禁断症状が緩和されたから。

ストレスでイライラしていたわけでなく、ニコチンが切れたからイライラしていた、と言うことですね。正真正銘中毒ですね。やばいです…

なので、禁煙には心理的セラピーが必要、と原田先生はおっしゃっていました。
アルコール依存症などの治療と変わらない、と言うことですね。

こちら、ぜひご一読ください↓↓
gendai.ismedia.jp

「たばこの依存性はヘロインと同程度」という恐ろしい事実!アルコールよりたばこの方が止めるのが難しい、との報告もあります。

こちらの記事にも書いてありますが、日本では、受動喫煙の防止はまだ「マナーの問題」として認識されています。

どれだけマナーが向上しても、部屋を仕切っても、空気清浄機を稼働させても、吸いたくない人の元に煙と有害物質は流れてくる。そして確実に健康被害を受ける。われわれの健康と命に関する問題なのです。

最近は、三次喫煙のリスクも認識されはじめました。喫煙によって周囲のものすべてにタバコの煙の残留物質は付着・残留し、それは換気しても防ぐことができません。

喫煙後30分は呼気から有害物質が含まれることも明らかになっています。

www.dtod.ne.jp

海外のたばこパッケージのグロさ、危険です!!心臓の弱い方はご覧にならないでください。
matome.naver.jp

日本の受動喫煙対策は大きく出遅れている、最低レベルだということはわかりました。
www.nikkei.com

日本より対策が進んでいる国にも喫煙者はいるわけで、その人たちはどこで喫煙しているのでしょうか?。。。と思ったら、こんな記事を発見。

diamond.jp

どうやら、海外では屋外喫煙OKが普通らしい。「世界ではたばこは飲食店の外で吸うのが常識」となっているそうです。

対して日本は屋外禁煙から始まっています。それは、国民的なポイ捨て排除キャンペーンで歩きたばこや外でたばこを吸うのは❌となったので、飲食店で吸うようになった、という経緯。外はダメだから中で、という逆の流れが日本にはあったのですね。これは目から鱗情報でした。

そんな日本特有の事情はあるけれど…

日本が受動喫煙防止の後進国であることは事実です。
下記のサイトでは、たばこの規制が国別に見れます。ご興味ある方はご覧ください。
Compare Countries | Tobacco Control Laws

 

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