『改訂新訳ライフヒーリング(旧ライフ・ヒーリンク゛) You Can Heal Your Life 』ルイーズ・L・ヘイ著を読了。
身体症状と精神の関係は昔から言われてきたことで、その事実もかなり周知されてきています。
そうはいっても、実際症状で苦しんでいるときに、このことが心や思考に原因があると言われても、それをそのまま「そうですね」と言える人は少ないと思います。
例えば「痛み」にものすごく苦しんでいる最中、誰かが私にそう言ったとしたら、たぶん私は怒るでしょう。
「こんなときに何言ってんだ!」とか「その前に、この「痛み」をどうにかしろ(怒)」ってね。
でも、その「痛み」は100%身体から来ているのでしょうか?
身体が傷ついたら、痛さを感じます。
また、心が傷ついても、痛さを感じます。
もしかしたら、今感じている「痛み」は、あのとき傷ついた「心」から来ているのも混じっているかもしれない…と氣づいたことがありました。
そういえば、あのとき「私は傷ついた」ってことをちゃんと感じていなかった。そう感じることがなんだか格好悪いように感じて、私はなかったふりをしました。
その当時は、「痛み」を感じたらダメだと思っていました。そんなことをしたら、もう立ち上がれなくなってしまう…と思っていました。
でも、それは幻想でした。
「痛み」は感じてもOKだし、それを感じても私は大丈夫。
氣づいて自覚して、手当してあげれば、治っていく。
そう、からだも心も同じです。
私たちは、毎日毎時毎分毎秒、意識しなくとも、何かを感じ、何かを思い、何かを考えています。
それらを一番誰が聞いているかと言えば、自分なんですよね。
自分の細胞はいつも聞いていて、しかも逃げられないわけですから、一番影響を受けますよね。
最近は、感情や思いにも周波数があると言われています。
自分がどんな周波数をいつも発しているのか?
少し感じてみると、いろいろ氣がつくこと、あるでしょう。
「自分の周波数、どうしたら心地いいものになるかな?」って考えてみて、そのことを実行したら、自分の細胞はきっとわかりますよね。
この本は、エクササイズもいろいろ載っていて、知識+実践できます。
こういうことって、終わりがないですね。
思い込みは相変わらずあるし、相変わらず、いろんなものにとらわれまくっています。
でも、これも新たな発見で、新たな世界へつながるキーですので、そういうこと発見できるってやっぱりすごいです!
…と、今は思います。
第15章に、精神的要因、それを癒す新たな思考パターンが、具体的な疾患ごとに掲載されたリストがあります。
このリストは、ルイーズの前著「Heal Your Body」から抜粋されたそうです。
「えっ、こんな疾患も!?」と思うほど詳しいので、自分の過去や現在の症状と照らし合わせてみると、なかなか興味深いです。
私の場合を見てみましょう。
まず、近視。考えられる原因・内的要素は「未来に対する恐れ。先のことが信用できない」。新しい思考パターンは「神のお導き通りに進む。私はいつも守られている」。
肩こりがあるから「肩」を見てみると、考えられる原因・内的要素は「重荷ではなく、喜びをもたらすもののはず」。新しい思考パターンは「喜びを感じても大丈夫」。
以前はなかったのに最近時々起こる「頭痛」ですが、考えられる原因・内的要素は「自分を卑下する。自己批判。恐れ」。新しい思考パターンは「自分を慈しみ受け入れる。愛情のこもった目で自分自身を、自分の行動を見ている。私は守られている。」だそうです。
う〜ん、そうかも…
ちなみに、偏頭痛には、考えられる内的要素として性的恐怖感があり、「通常マスターベーションで痛みが取れる」そうです。
偏頭痛の方々、試してみてください!!
そして、骨粗鬆症(自分はなっていませんが)についての、新しい思考パターンのひとつがとても氣に入りました。
「生命そのものが私に手をさしのべている。」
「生命そのもの」っていうのが素敵ですね❤️
最後の「第16章 私について」は、著者ルイーズ自身のこれまでの人生が書かれています。いろいろ、壮絶です…
これを最後に読んだら、この本また最初から読み返したくなりますね。
彼女の人生が、言葉に力を与え、私のなかにしみいってきました。
「Heal Your Body」は和訳本出ていないようなので、原書読むか・・・
人生は面白い。