今日は、大田区矢口デイケアセンターでのアロマボランティアの最後の日。
引っ越しを機に、辞めることにしたのだ。
2006年から行っているので、もう7年近くになる。
もう何年も参加してくれている利用者の方々もいて、変わらずお元気な方もいる一方、病気になられ弱くなっていく方もいる。
時の流れを感じる。
その思い出の一つとして、心に残っている女性がいる。
車いすに乗ったおばあさん。お会いしたのは、たった一度だけ。
病気をされて歩けなくなったと、聞いた。
彼女は、すべてに感謝していた。
病気にも、感謝していた。
病気のおかげで、人の心の温かさをよく感じるようになった、と。
病気のおかげで、今まで当たり前と思っていたことが、実は素晴らしいこととわかった、と。
穏やかな笑顔で、「あなたにもお会いできて、嬉しい。本当にありがとう。」と、私に向かって手を合わせてくれた。
その姿は神々しくて、聖母マリアさまが姿を変えて(といっても、実際のお姿は知らないけど)、私の前に現れたかと思った。
その笑顔があまりにも静かに輝いていて、一瞬デイケアセンターでないところにいるような感覚を覚えた。
その後、その方にお会いすることはなかったけど…
そして、本日最終日に、花束をいただいた!
とっても嬉しい♡
花束を渡してくれた方は、女性ばかりのなか黒一点でいつも参加してくれていていた。
本当に楽しみにしてくれていたんだなぁ、と、本当に嬉しい限りだった。
利用者の方だけでなく、スタッフの皆さんにも、温かい言葉をいただいて。
ちょっと苦いけど、心がほっこりする卒業式みたい。
本当にありがとうございました。