今日(日付が変わったから昨日)はデイケアセンターで、アロマセラピーのボランティアだった。
氣が付いたら、2年続いている。
戸越銀座に引っ越してからは少し遠くなったので、時々行くのが億劫になる。
今日も暑くて、自分に喝を入れて、家を出た。
最近は、参加する方々は常連さん。女性3名に男性1名。
皆さん楽しみにしていただいているようで、嬉しい。
常連さんの黒一点Sさんは、脳梗塞が原因で左半身に麻痺があり、車椅子である。
いつも「麻痺しているほうをやってください」と言われる。
2ヶ月前に氣が付いた。Sさんの左手がずいぶんと柔軟になってきたのだ。
前は左手の硬直がひどく、手の指が手の平に食い込み真っ赤になっていて、痛々しかった。
今日はさらにSさんの左手は柔らかくなっていて、手の指もずいぶん容易に伸びるようになっていた。
「Sさん、左手柔らかくなってきましたね。硬直がなくなってきたみたい」と言うと、「そうですか?わかる?」と嬉しそうにおっしゃった。
「リハビリがんばってるからかなぁ」としみじみとおっしゃる。
まだ寒い頃、リハビリが大変なんだという話を聞いていた。「なかなか良くならないんですよ」とこぼしていた。
きっと地道に続けていらっしゃるのだろう。
回復ぶりを感じられ、私も本当に嬉しかった。
来るときはあんなに億劫だったのに、センターを出るときはいつのまにか元氣になっている。来る度に、いろんなものをいただいて帰る私。
ありがたい。
だから、続いているんだろう。
続けていることで味わえることがいっぱいある。
ゆっくり歩いているときにしか見えない景色があるのだ。