いつも朝聞いているラジオの今週の特集は「食の安全」だった。
今朝出演されていた河岸宏和さんの話に、どきりとした。
河岸さんは食品の安全管理について本も書かれているそうだ。
番組のなかで「命をいただいているということをもう一回よく考えてみよう」という話題になり、河岸さんが卵について語るなかで「その鶏たちが幸せであるかどうかということも考えてほしい」というような言葉があった。
鶏が幸せであるかどうか?…!
どきりとした。
河岸さんは、棚の奥にある製造年月日が新しいものを引っぱり出して買う消費者の行動についても指摘されていた。
「すぐ使う食材なら、前の並べられているものから買ってください。それが廃棄処分を減らすことにつながります」と。
私はまさしく、奥のほうから引っぱり出している消費者である。
何氣ない消費者の行動が、今の日本の食事情を作り出しているのかもしれない。
できる限り安いほうがいい!という欲望が、本来は「いのち」ある食べ物を命ないものにし、自給率もいつのまにか低くなった。
ニュースを見てると、政治が悪いとか官僚が悪いというコメントを耳にするが、果たして本当に彼らだけの責任なのか…
わたしたちの意識で、変わっていくものがあるよね。