東日本大震災から1年、同じ3月11日。
四ツ谷のニコラパレ修道院で行われたチャリティ・デイ「3.11祈りと交流会」で、アロマトリートメントのボランティアに行ってきた。
こちらでは、月に一度、東京へ避難されている被災者の方々に向けて、バザーなど色々な催し物をやっているそう。
今回は3.11の記念ミサが行われ、ボランティア参加者もミサに参加できるように、スケジュールされていた。
ボディトリートメントのグループに入ったのだが、トリートメントの最中に、シスター達の歌声が聞こえてきたり鐘の音が聞こえてきたり、とっても厳かな気分になる。
ここが日本であることを一瞬忘れた。
クリスチャンでない私は、ミサというものも初めて。
教会での黙祷は、とても澄んでいて。
静かに悲しみとともにいた黙祷だった。
被災者の方々の泣き声が優しく響いて、私も涙した。
安心して泣ける場所は大事だ。
そして、誰かが一緒にいて泣けるほうがもっといい。
それが、力になる。
それで、勇気がでる。
そこから、希望が生まれてくる。
ちゃんと悲しんで、ちゃんと泣いて。
これも、一歩を踏み出す、大切な儀式なんだ。
と私は思う。