tweetで何度か流れて来ていて(宮台さんをフォローしているからね)、「見なきゃ」と思っていました。
私にとって未知の落合陽一氏の本↓を今読んでいるのも相まって、
超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/03/18
- メディア: 単行本
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今朝、ようやく動画見ました!追記:Youtubeで探して貼り付けました。
元号が変わる「今」ですから、平成を振り返りの「次の時代をどう生きる」という対談。
44分弱という時間は短くはないだけど、二人でこの時間じゃ足りないだろ〜と思ってましたが…
ちょうどよい長さでした。いい感じに要点もついていて、最後までおもしろかった。
「これ以外にも、お二人にいろんなテーマで語り合っていただきたい!」と切に思わされた対談でした。
世代の違いありつつも、共通項とか、お二人の間に流れるフラット感が心地よい。
話の内容のみならず、違う世代の人との「場」の作り方・あり方に、かなりインスパイア。
途中「身体性」という言葉が何度か出てくるんですが、「身体性」と親和性がなさそうな落合氏(かなり歪んだ認知…)が「身体性」「フィジカル」という単語を繰り返していて、意外に感じました。
・・・けど、当然と言えば当然か…
地球にいる限り、身体性からは逃げられないわけで。
この世で活躍されている方たちは、すでに身体性の重要性に気付かれているのでしょう。
宮台さんの話に出てくる内容は何度も何度も聞いているけれど、その都度都度、発見があって世界が広がります。
話を聞くという行為、身体性の有無で体験の質が変わってきますよね。
話を聞くには耳が必要だけど、耳さえあればいいって訳じゃない。
聞こえてきた話を理解するには脳が必要だけど、脳さえあればいいって訳でもない。
そこで、身体性です。
身体全体で聞いているのか?、で
同じ行為でも、そこに含まれるもの、運ばれてくるもの、自分の中に染み込んでくるものの質が違ってくる、
と感じています。
宮台さんの話は、聞いていると身体性が開いてくる感覚があります。
それは、多分にご自身の体験の、圧倒的な量と質によるものかと。
話は進んで、「インターネット普及以前から感情の劣化はすでに起こっていた、萌芽はあった」という話を宮台先生がされています。
「感情の劣化」問題は、インターネットやスマホが原因ではなかったんですね〜(促進剤ではあっただろうけど)。
私たち(少なくとも、私)は、よく「道具」(「環境」とも言い換えられる)のせいにしがち。
「インターネットのせいで」「スマホのせいで」
そっちの方が、簡単だから、わかりやすいから、悩まなくて済むから。
結局、それって「道具」に使われちゃっているんですよね。
支配されちゃっているんですよね。
自分を明け渡しちゃっているんですよね。
要は「道具」の問題じゃなくて、「姿勢」「在り方」の問題。
「姿勢」「在り方」って言葉、もやっとしてます。
固体化されていません。
物質化されている場合でも、その形態は一定していません。
万人共通ではありません。
誰にでも、見えたり触れたり聞こえたり匂いがしたりするものではありません。
「氣」と呼んでもいいかもしれない。
それは(「身体性」でも「姿勢」でも「在り方」でも「氣」でも)、いつの時代にも在りました。これからも在り続けるでしょう。
次の時代を生きるためには、今を生きることが大事で。
Techがいくら進んでも、今を十分生きるためには「身体性」(姿勢、在り方)を養うのはやはり重要なんじゃなかろうか。
それを養う術はいくつもあるから、自分にフィットしたやつをやればいいでしょう。
番組中に落合氏が「平成に置いておきたい言葉」として言った
外側の人から自信を得るのを止める(41:51)
のも、術の一つになるでしょう。
ちょっとこじつけますが、定期的なボディワークも術になります。
ボディワーク、なんて、ざっくり書いたけど・・・「鍼」も、です。
肉体としての身体性、だけでなく、「氣」の身体性(日本語の「からだ」概念はこれも織り込み済み)を養います。
自分の「からだ」に対する姿勢が変わると、周辺の環境も変わってきますから。
宮台さんが語る「ポスト・ヒューマン」のイメージ(36:36)、
「ヒューマン」が、一律にヒューマンだって考えることがバカげている・・・・
人間は、人間的であることによって「人間」であるんだと思う・・・
ホモ・サピエンスという種に生まれただけでは「人間」にはなりえない、っていうの、 深く同意します。
もしかしたら、文明化されていない「野蛮」とされていた時代や部族が、実はよりポスト・ヒューマン的なのかもしれない…
と、ワクワク妄想は続くのでした。
人生は面白い。
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