清里から戻ってきた。あ〜東京は暑い・・・
これまでは、特にテーマというものがなかったのだが(漠然としたものはあったけど)、今回はある。
明確な目的があるのだけれど、行くのは憂鬱だった。からだもこころも、調子悪いし。
不安定さを出してもOKな場所。それに向き合い共にいることが安全な場所。
であることはわかっているが。
逃げたいジブン。先の見えないジブン。こんなことやって何になるんだ?と疑心暗鬼なジブン。
やっぱり恐いのかもしれない。
初日に。私の足がとっても怒っていることを感じた。
足を感じると気持ち悪くなった。
ゆっくり歩くとまたムカムカしてきて、早足で歩くとムカムカは感じなくなった。
ふと、足の裏がとっても怒っているのを感じた。特にかかと。
そうか。。ゆっくり歩くと、怒りが出そうなんだな…と冷静なジブンは思った。
翌日、相変わらず本調子ではないけど…
前の晩に同じ部屋の人に話を聞いてもらったら(ありがとう♡)、ちょっと気分が軽くなった。
あるエクササイズのときに、症状がやってきた。
でも今回はちょっと違っていた。
恐怖だけだったのが、恐怖から怒りの感情が出てきたのだ。
それは、とっても強い感情で、心とからだ全身から噴き上がるような怒りだった。
あまりにも強かったので、何度も吐きそうになり、こんなに怒っていたのかとびっくりするほどだった。
そういえば、あのときの私は全然怒っていなかった。むしろ、いつも以上に冷静だった。
あのときに、この強い怒りを凍結させ、記憶の奥底に隠していたのだ。
ほんと、人間ってすごいもんです。
「これはなかったことなのだ。」と自分に言い聞かせていたら、本当に今まで「なかったこと」になっていたのだ。
その夜眠る直前に、突然イメージが浮かんできた。
忘れようとして本当に忘れてしまていたジブンが現れた。
そのジブンは、本当にがんばっていた。へこたれることなく、がんばっていた。
「もう十分がんばったね。もう無理しなくていいんだよ」と今のジブンが言ったら、がんばっているジブンが近づいてきて、私の胸のなかにすーっと入っていった。
そうしたら、その私のなかに入ってきたジブンが、なんだかとっても愛おしくなった。なんだかとっても大事に思えた。
おそらく、自己受容感というものなんだろうけど、今までの感覚とは違っていた。
より暖かくより平和でより静かな、その感覚と共に眠りについた。
4日めの、個人ワーク。
緊張していた。逃げたかった。クライアントをやるのが嫌だった。今の自分にとって必要だということはわかっていたけど。
結局、最後にやることにしたのだけど。
セラピストをお願いしたKさんは、ちょうど1年前、やはり清里で行われたプレトレーニングで初めて会った方。他人と出会うということがテーマのエクササイズで、ぐずぐず泣いていた私を2度も見つけてくれた人だ。
そうそう、別のワークでは、お母さんにもなってもらった。あのとき、「人と一緒に泣いてもいいのだ」ということを、本当の意味でジブンに許した。
過去そんなこともあったので、私は心の底から、Kさんを信頼して安心していたんだと思う。
からだに溜まっていた恐怖と怒り。
自分で、自分のことが恐ろしくなるほど。
Kさんはじめグループの皆は、私のプロセスにそっと寄り添い続けてくれた(涙)
扱っていたテーマは大人になってからのことだったが、途中から、もっと幼いときのジブンが出てきた。
出てきた言葉は、「あんなに怒っても、皆そばにいてくれた」それはとっても嬉しいことだった。
そして、「怒っても、私も世界も壊れない」「怒っても大丈夫なのだ」ということ。
日常生活では、かなり怒りを表現していると思っていたけど。
奥底では、「怒っちゃダメ」という強い禁止があったんだろうなぁ。
不安定でフラフラしながらも、なんとか最後はいい形で終わることができました。
人間って常に揺らいでいるもんだ。
次の日には、反動の落ち込みが現れ…
一挙に、完全復活!…とはいかないね。
いのちのリズムに合わせて、ゆっく〜りゆっく〜り行こうね。