チェルノブイリ原発事故以来、多くの集会に参加してきて、日本人の大人は汚染食糧を食べてください、といってきた。しかし、私は、ただ食べて欲しいのではない。大人には真実を噛みしめながら食べて欲しいのである。目をつぶって食べて欲しいのではなく、危険をはっきりと視ながら、目を見開いて食べてほしいのである。そのためにこそ、汚染のデータを公表させることがまず何よりも必要なのである。
(中略)真実を噛みしめながら食べるということは、現在すでに三六基もの原発を許してしまっている日本人の大人として、明日をどう生きるかということにつながるのである。
(赤字は引用者追加)
小出裕章著『放射能汚染の現実を超えて』より
この言葉が突き刺さってくる昨今。
原発は現在、54基。
この現実のただなかにいる私達、明日をどう生きるか考えているだろうか…