もう先月のことになりますが…
月1程度で来ている患者さんから、ご両親の鍼灸施術をご依頼いただきました。
「神楽坂へ行くのは少し不安があるので、出張可能ですか?」
というお問い合わせ。
ご住所を聞いたら遠いところでなかったので、娘さん(患者さん)の案内で、ご両親のお宅(患者さんのご実家)へ伺いました。
ご両親は共に80代。お父様は理容店をやっていて、現在も現役です。
鍼はむか〜しに1回か受けた程度で、初鍼と言っても差し支えないでしょう。
お二人とも、症状はお持ちですが、「お若い!」というのが診せていただいた時の第一印象です。
「若い」というのは、生命力がある、ということ。「腎氣」がある、という状態です。
生命力があると反応も早いです。
お父様は、足に鍼をした瞬間「腰が緩んだ」と、即座にご自分のからだの変化に氣がつかれていました。
畏るべし80代!・・・と、あまり年齢を連呼しなくてもいいですね(^◇^;)
娘さんも、施術後のご両親の顔を見て、「顔色が良くなった。いい表情になった」と喜んでいただけました。
鍼灸をやればやるほど、年齢というのは「ただの数字」に過ぎないのだなぁ、と思う場面に多々遭遇します。
そして、その数字が大きくなればなるほど、個体差は大きくなる印象があります。
若いときはそんなに差がないのですが、年齢を重ねれば重なるほど、要するに「若い人」と「老けている人」の差が広がっていきます。
それは肉体的要因もありますが、想像以上に「意識」的要因が大きい、と感じます。
「若い人」の特徴は、好奇心、柔軟性、社会的参加(交流)あたりでしょうかね。最後の「社会的参加」は「居場所」と言い換えてもいいかもしれません。
皆さん、意識・氣持ちも伸びやか、です。
その後、娘さんがおみえになった時、「母が『今度は神楽坂にも来たい』と言っていました」とお話してくれました。
暖かくなったら、鍼受けて、神楽坂散策も楽しんでいただけたら、いいですね〜。
鍼は、こんなご縁ももたらしてくれるのですね。
ほっこり嬉しい、です。
いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。
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