毎度お馴染みのビデオニュースで、アトキンソン氏の回を見て、大きな衝撃を受けました。
日本の戦後の経済成長は、奇跡などではなかった。
日本人の勤勉さ、真面目さは、戦後の経済成長の要因ではなかった。
なぜ、あれほど戦後日本は経済成長を遂げたのか?
ただの人口増加によるものだった、という!
日本人が知らない日本の「スゴさ」と「ダメさ」/デービッド・アトキンソン氏(小西美術工藝社社長)(ビデオニュース・ドットコム) Yahoo!ニュース
いや〜、びっくりしました!!
ので、本も読んでみました。
イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」 (講談社+α新書)
- 作者: デービッド・アトキンソン
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: Kindle版
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アトキンソン氏が指摘している「強み」「弱み」は、同意するところ多々あり。
「効率が良くない」ことは会社員時代しばしば感じていました。
合理的な理由が見当たらず、ただ「今までそうしていたから」継続されている日本特有の仕事について、日本人でない上司に「なぜそれが必要なのか」を説明するのに四苦八苦したことがありました。
日本の「効率が良くない」問題は、かなりの部分「面倒くさい」という言葉に帰結する感じ、というのがアトキンソン氏の指摘です。
あ〜、それか!!
確かに、何で必要なのかわからないのに「面倒くさい」から変えないってこと、おもいつきます。
で、変えないでいたら、いつの間にか、変えないでいたコトが「面倒くさい」を生んでいる、とかありますよね。
例えば、役所関連の書類や手続きなど。
デジタル化が進んでいる今であれば、事務手続きもデータ管理も効率化できるはずだろうに…
相変わらず、紙紙紙・・・ですよね〜。
あれは、わざと手続きを面倒くさくする事で、手続きしようという意欲を削いで、手続き量を減らそうとしているのか?
面倒くさい手続きはわかりにくいため説明が必要ってことで、自分たちの存在意義を高めるために、わざとわかりにくくしているのだろうか?
・・・などと勘ぐってしまいます。
でも、ユーザー側も変えたくない?かもね。
と同時に、変わり身の早さは抜群です。
今まで反論していた人が、そんなことがなかったかのように、過去の主義主張と整合しないことに突然翻ることに驚いた、とアトキンソン氏は書いています。
実際私も、そのような人に会ったことがあります。本当にびっくりしました!
しかも、前からそうだった、みたいなことを堂々と言うもんだから、「前は違ったよね?」と聞くこともできず…挙句に「あれは夢だったのだろうか?私の記憶違いなのか?」と、自分を疑いました。
今思い出しても、あれは謎でした。彼らは単なる嘘つきだったのか?記憶喪失だったのか?
主義主張を変えちゃいけないわけではありませんが、「以前はこう考えていたけれど、〇〇な理由で考えを変えた」と表明してほしいよな〜、と思います。
…ま、自分も、知らずにそんなことをしているかもしれませんけど。
自分もこれからは、ロジックを大事に、脱woolly thinkingに向けて、行動しようっと。
本の中に「日本を批判している訳ではない」「日本はダメだと言っている訳ではない」といった類の文章が何度も出てきて、「アトキンソンさん、いい人だな」と思いました。
人生は面白い。
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