一香堂〜hitokadoh〜の身辺雑記

人生は面白い…はず。はり灸師@一香堂 in 神楽坂、好き勝手に綴ってます

プロゲステロン、骨粗鬆症にもいいの?!

「天然プロゲステロンが女性の一生の健康を守る!」 
「更年期・前更年期症状を改善する信頼できる知識と情報!」

という副題につられて、読んでみました。

最新改訂増補版 医者も知らないホルモン・バランス

最新改訂増補版 医者も知らないホルモン・バランス

 

女性ホルモンの中で、エストロゲン(卵胞ホルモン)は結構話題になります。

更年期症状はエストロゲン現象によるもの。

故に、ホルモン補充治療(HRT)といえば、エストロゲン(だけ、とは限りませんが)を補充します。

www.meno-sg.net

ところが、著者のジョン・R・リー博士曰く

エストロゲンの低下が原因で更年期症状が起こるかどうかはわかっていない。

更年期症状とエストロゲン低下が関連があるのは事実だが、それが原因ではない。

それどころか、先進国の女性は、閉経前の一〇年〜一五年間エストロゲン優勢性になるため、更年期症状が起こる、とまで。

もちろん、閉経後、エストロゲン生産量は減るのですが、減る比率は40〜60%程度。

それに比べ、プロゲステロン値の減り方はその12倍(カナダのブリオッシュ・コロンビア大学、内分泌学教授のJ・プライオア博士によれば、更年期前基準値の120分の1)
激減ですね!

プロゲステロンは激減、対してそこまで減らないエストロゲン 結果、エストロゲン優勢、というわけですね。

「更年期後の女性はエストロゲンが不足する」というのは、どうやら製薬会社の宣伝の力が大きいようです。

リー博士は、必ず天然のプロゲステロンを使うことを強調しています。

「天然プロゲステロンとプロゲスチンは違う」と繰り返し書いています。

プロゲスチンは、人工合成されたプロゲステロン類似物質です。

多くの医学文献で、プロゲスチンと天然プロゲステロンは同じものとして扱われていて、プロゲステロン=プロゲスチン薬(プロベラなど)と思っている医師もいる、と本には書かれていました(出版された2004年当時は、ということかもしれません)

リー博士は、臨床において、天然プロゲステロンを補充する方法で好結果を上げていました(多くは、天然プロゲステロンクリームの塗布)。

プロゲステロンとは、月経のある女性の卵巣で生産されている主要なホルモンの一つ。卵巣の中の黄体で作られる(男女の副腎と、男性の睾丸でも少量作られる)ので、黄体ホルモンとも呼ばれます。

そのプロゲステロン、卵巣の中ではエストロゲン(卵胞ホルモン)の前駆物質でもあります。つまり、エストロゲンの原料。

他にも、性ホルモンの一つであるテストステロン、ストレス反応、糖質や電解質のバランス維持、血圧コントロールなどに必要な副腎皮質ホルモンの原料でもあります。
プロゲステロンは、いろんなホルモンの原料になっているんですね。

これを知ると「補充するのはエストロゲンより、まずプロゲステロン」というリー博士の言葉にも納得します。

一番驚いたのは、骨粗鬆症の改善ですかね。

リー博士曰く「背中の曲がった女性を見ると、私は天然プロゲステロンの恩恵を教えたくなる。」
著書には70〜80代女性の症例がいくつか紹介されており、興味深く読みました。

読了後、思ったこと。

閉経前に使うのは、少しためらいがあります。

リー博士も書かれているように、まずは今の自分のホルモン・レベルをチェックすることが必要です。

検査法は、唾液検査が推奨されています。
皮膚経由のプロゲステロンが吸収されて利用されているかどうかが分かるそうです。

ホルモンは少量でも体調に大きな影響を与えますので、自己責任で行うにはリスクが高いと感じます。

それより、別の手を採用した方がいいでしょう。私だったら、やっぱり鍼と漢方をまじめにやります。

閉経後、更年期の症状の場合はそれより採用ハードルが低いかな、というのが私見です。

上記著書に書かれていた、更年期のホルモンバランスの乱れから起こる代表的な症状を抜粋します。

  • 体のほてり
  • 膣の乾燥と萎縮
  • むくみ
  • 脂肪と体重の増加、とくに腰、太腿、腹部
  • 睡眠障害(不眠、レム睡眠の時間が減る)
  • 性欲減退
  • 気分のむら、うつや不安神経症、いらいら
  • 頭痛や疲労、体の痛み
  • 近い記憶の喪失、集中力低下
  • 肌荒れや肌のしわ
  • 頭髪の薄毛、顔の毛が濃くなる
  • 骨密度の減少(骨粗鬆症

とまあ、かなり広範囲ですね。

自分にこれらの一つでも起こったら、即座に「プロゲステロンクリームを使おう!」とまではいかないな〜。

さっきも書きましたが、やっぱり鍼灸と漢方をまじめにやります。

今思うのは、判断チェックポイントは最後の「骨密度の減少」ですかね〜。

このときは、プロゲステロンクリーム試すかも…

プロゲステロンについては、Wikipediaがいい感じにまとまっていますので、ぜひご参照ください。

 

人生は面白い。

 

ウェブサイト:東京都 神楽坂・西荻|はり灸 一香堂|鍼灸でいのち磨き
タオパッチ:タオパッチ 量子デバイス | 東京新宿区 | タオパッチ体験会@神楽坂、鍼灸師がアドバイス
Facebookはり灸 一香堂 - ホーム | Facebook
Twitter一香堂 (@hitokadoh894) | Twitter
Instagramhttp://www.instagram.com/hitokadoh/