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hitokadoh姉さんの身辺雑記

鍼灸師、心に浮かんだこと、あれこれつづります。

永平寺の参禅修行してきました (3)

日記

参禅の3日めの午後は、修行的な生活から離れ、雲水さんが永平寺境内を案内してくれました。
広い敷地なので全部は廻れませんが、一般参拝客が入れないエリアも含め、雲水さんの解説付き3時間弱の境内ガイドツアーです。

山門では、雲水さんご自身の入山時体験談もうかがえました。
その雲水さんは秋入山だったので、寒さのご苦労はなかったそうですが、門が開かれるまで立ってひたすら待つそうです。雲水さんたちは、入山準備のため専用の宿に泊まり、そこから永平寺に向かうそうなのですが、その部屋には時計がないそうなのです。入山の朝は、宿の人に起こされ送り出してくれるのですが、それが何時なのかわからない…永平寺門前に着いたが、迎えの方がいつ来るかもわからない…時間の感覚がないまま待つっていうのが大変でした、とのこと。
いざ入山が許されて入ろうとしたら、今度はずっと立ちっぱなしだった足が動かない…ゆっくりそろそろ膝を曲げて、ようやくわらじを脱いだ、そうです。
入山前から修行は始まっているんですね…
何度も何度も覚悟を問われつつ、自分の肚とともにやり続ける…なんやかんやありつつも、最後問われるのは自分なんだな〜。

食事を作る大庫院内も見せていただきました。
入ることはできないので、入り口から。床が美しい。



庫院内にある、日本最古(と言っていたような…)のエレベーター。これで3階まで上がりました。


「菩提座」と呼ばれる大広間を、入り口から。


菩提座入り口にある欄間、きれい。


光明蔵へ。




真ん中の松の絵には鷹が描かれています。鷹は上座の近くまで来ないと見えません。


妙高台、不老閣へ。
「脱落身心」の掛け軸。

仏道をならふといふは、自己をならふなり。自己をならふというは、自己をわするるなり。自己をわするるといふは、萬法に証せらるるなり萬法に証せらるるといふは、自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり。」坐禅中唱えました。

畳縁のこの模様は現禅師様のお印だそうです。


禅師様の座布団には誰も座らせないよう、固く言われているそうです。


法堂の菊の御紋。ここ以外にも菊の御紋が飾られている場所があります。

いつの時代か忘れましたが、永平寺が廃れた時期があり、その立て直しに成功した際に、朝廷から使用してもよいという許可がおりた、とか(説明うる覚えなので、間違っているかも)。明治の廃仏毀釈のときは、この御紋のおかげで廃寺を免れたとも。

永平寺の寺紋は久我竜胆(こがりんどう)です。



その後、布教部部長さんとの茶話会。

3日めの薬石(夕食)は、食堂で、参籠客と一緒に精進料理をいただきました。
食事中の私語禁止はいつもと同じですが、椅子だし、応量器のお作法はないし、楽チンです。イタリア人のSさんも「Easy!」と言ってました!
隣にはアメリカ人の母娘がいらっしゃいました。娘さんはティーンエイジャーのようなので、どういうきっかけで来たのか興味しんしん。残念ながら、食事中会話禁止なので聞けませんでした。

3日めは、本格的な40分の坐禅がありました。
やっぱり40分はキツかった! 最後の10分、身も心も折れそうで半べそ状態でした(泣)

明日はいよいよ最終日。

(続く)

 

人生は面白い。