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hitokadoh姉さんの身辺雑記

鍼灸師、心に浮かんだこと、あれこれつづります。

永平寺の参禅修行してきました (2)

永平寺参禅修行の朝は、午前3時10分の振鈴で始まります。

30分で身支度をすませ、禅堂にて、朝一番の坐禅、暁天坐禅を行います。
私は、この朝一番の坐禅がとても気に入りました。

空は暗く山は眠っていて、まだ夜の気配です。
坐っていると、とても静かで温かで、山に抱かれているような心地になります。ある瞬間、周りの気配に自分が溶けこんでいくような一体感が訪れます。「あ、道元禅師はここにいるのだ。」ふと氣がついて、その場に身をおいている幸福感がじわじわこみ上げてきました。
坐禅中、外から鐘の音が低く響いてくると、徐々に朝の気配が現れてくるのでした。
暁天坐禅の最中、坐禅の心地よさ、至福感を垣間見たような氣がします。それは、氣づいたと思ったら消えてしまう霞のようでもありました…

坐禅のあとは、朝課に参加するため法堂(はっとう)へ移動します。
途中に大庫院というところに立ち寄り、朝課後にいただく小食(朝ご飯)を入れる桶や鉢を置いていきます。
僧堂から法堂までの道すがら、見える景色はとても清々しいものでした。早朝の永平寺の空気はピンとしていて、日毎に、雨、曇、晴れ全ての朝を体験させてもらいました。

さて、いよいよ朝課です。
100人近い(それ以上?)お坊様たちの読経の声が法堂に響きわたり、それはもう圧巻です。読経の声はその場にいる私の身体にも響いて、自分が今いつの時代にいるのかわからないような気分になります。お経の音の響き、本当に素晴らしい!それを唱える人の声の響き、本当に心地いい!まさにサウンド・ヒーリングです!!
参禅参加の私たちもともに三拝したり読経したり、読経の中お焼香したり(しない日もありました)で、さらに一体感は深まるのでした。
この朝課に参加できただけでも来た甲斐があった、と個人的には思っています。
参禅修行しなくても、朝課だけ参加するということも可能なようですので、機会がありましたら、ぜひ体験することをおすすめいたします!

朝課終了後、小食(朝ご飯)をいただきます。
永平寺の朝ご飯は、この写真のように、朝粥、梅干しとたくあん、ごま塩です。お粥、美味しかった♡ が、食事中の坐禅は相変わらず辛かった(泣)

食事のあとは、作務(さむ)の時間です。グループに分かれて、それぞれ僧堂、控え室、東司を掃除いたしました。

2日めは坐禅のほかに講話の時間があり、道元禅師の生い立ちや食作法の話など伺いました。
よりよい坐禅をするために、ストレッチをやったり、坐禅の姿勢のアドバイスをしていただく時間もありました。
これら講話や坐禅姿勢チェックのあと、心なしか、その後の坐禅や食時作法が楽になりました。道元禅師のスピリットに触れたせいでしょうか…

夜は雲水さんたちの1年を追ったDVDを見ました。雲水さんたちの生活は過酷です。24時間修行なんですね。頭が下がります。


【エコの作法】 第74話「在る×永平寺」 オープニング

入山するときも過酷です…

(続く)

 

人生は面白い。