もう終わりだ…
と思っていたら、実は、それは始まりだった。
糞みたいだ…
と思っていたら、実は、それは芽吹く土だった。
どん底だ…
と思っていたら、実は、そこは新しい世界の天井だった。
ひとりだ…
と思っていたら、実は、いつも一緒にいるあなたが、近すぎて見えていないだけだった。
「世界は、あなたが作っているんだよ」
それを聞いたときは、
「何、きれいごと言ってるんだ。お前にわかるか!」
って、ムカついたけど、
ムカついてたのは、もう死ぬ間際の、古い私だった。
今の私は、その、あなたの言葉に、そのとおりだって言えるよ。
あなたの世界は、あなたから湧き出て、廻りに広がってゆくよ。
あなたは、どういう世界の人になりたい?
それが決まったら、ただ選べばいい。
ただただ選び続けていけばいい。
人生は面白い。