「氣づき」は、大きな力だ。
氣づかなければ、あっても「ない」と同じこと。
いろんな人が「今ここしかない」「大事なのは現在」と言っている。
そうかもしれないが、よくわからなかった。
そうは言ったって、相変わらず過去は存在しているし、未来も存在している。
「今」って言った瞬間、それは「今」でなくなる。
「今」はあっという間に過ぎ去り、それは過去になる。
「今にフォーカスせよ」
それが何となく腑に落ちたのは、やっぱり「氣づき」のおかげだ。
「今」という瞬間、自分に見えていたものは、あまりにも断片だった。
「今」という瞬間の持つ豊かさ・恵みに気づくと、「なんて自分は多くのことを見逃していたのか」と氣づく。
そして、さらに「今」を大事にしようと思う。
大事にしてくると、今度はまた見えなかったものが見え、聞こえてなかったものが聞こえ、感じなかったものを感じてくる。
さらに「今」の持っている豊かさをいっぱい見つける。
そして、自分の周りに、「ありがとう」をいっぱい見つける。
そして、またさらに「今」を大事にしようと思う。
氣づかなかったときは、自分はひとりで、世界は冷たく醜かった。
氣づいたときは、自分はみんなで、世界は美しく輝いていた。
どっちが本当?
どっちも本当で、どっちも嘘かも。
それはどっちでもいい話。
自分が思うように、世界は現れてくるから。