一香堂(ひとかどう)の身辺雑記

人生面白がろう😆一香堂はり灸師@神楽坂の雑記帳

嫁ヶ茶屋での品数々

先日書いた蛇の倉七尾山の近く、大峰山一合目にある嫁ヶ茶屋

出されるお料理はもちろん美味しい(お手製プリンは絶品です!カレーうどんが有名らしいですが、辛味冷やしそばもイケます。)のですが、そこで売っているオススメの品々をご紹介します。

洞川温泉行ったら基本中の基本、「陀羅尼助丸」(少量サイズもあり)。
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嫁ヶ茶屋自家製ラー油。美味すぎて、もう終わる。。。
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どくだみエキス。パッケージ地味ですが、どくだみ濃い。洞川のどくだみは効きめ良い印象。
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洞川温泉に行かれたら、嫁ヶ茶屋でゲットしてください!

(おまけ)
嫁ヶ茶屋ではなく、蛇の倉七尾山の本堂横の売店(?)で衝動買い(^^; ぺこちゃん線香、甘い香りです。
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人生は面白い。

蛇の倉にて行者体験入門

テンプルビューティフル企画「大峰山系の修験の里、蛇の倉修験道行者体験入門講座」に参加してきました。

元来修行好きの質なもんで(笑)、衝動的(いや、2日は考えた)に申し込んでしまいました。

修験道がどんなものか、大峰山の場所すらあやふやなままで、現地入り。
蛇の倉が天河神社の近くだと知ったのも、大峰山世界遺産だと知ったのも、下市口から洞川温泉へ向かうバスの中、という有り様…我ながら呆れました。

下市口は近鉄の駅なので「伊勢近いんじゃない?」(実際はそんなに近くもない…と後で気がついた)と思って、伊勢での宿泊予約だけは講座申込直後に手配しました。
主旨から外れたところには頭が回る自分に、若干苦笑。

大峰山は今も女性の立ち入りは禁止されている霊山です。

麓には洞川温泉があります。こちらの温泉街、町の佇まいが素晴らしく、ぶらぶら歩きたい所です。今度は、洞川温泉メインで来たい!

さてさて、本題の行者体験入門ですが。体験入門という名のとおり、水行あり、毎日の祈り行あり、作務あり、写経あり、護摩焚きあり、奥の院の登拝あり。

行者体験にふさわしい内容でした。

・・・とここまで書いたあと、一向に進まず。

当初は詳細に書こうと努力したのですが、まだ言語脳に落とし込めるまでには至っておりません。体験が濃厚であればあるほど、言葉にはしづらく…言葉を重ねれば重ねるほど、嘘くさくなり書くことを諦めました

今思うことは、私たちのご先祖は、もっと祈っていたのではないか…ということ。
「祈り」と聞くと何か特別なことと思ってしまいますが、本来は生活のそこかしこに祈りは組み込まれていたのではないか、と。
朝起きたら祈り、ご飯を食べる前に祈り、食べ終わったら祈り、眠る前に祈り、そうやって1日1日を暮らしていたのではないか。

自分で生きているのでなく、生かされている、という思い。
そういうところから見える景色は、全然違ってくるでしょう。

自分の存在、他者の存在、自分と他者とのつながり、周りの環境、季節の経巡り。
イノチあるものはすべて繋がっている。過去、現在、未来も同じ瞬間にある。切り離しては存在できない。

まずは形からでも…と、毎朝、般若心経も唱えることに。

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人生は面白い。 

脱・FB奴隷

Facebook疲れで、見るのを一ヶ月くらい止めていました。

hitokadoh-aider.hatenadiary.jp

先週くらいから再開し始めました・・・が、やっぱり疲れます。

そうか、時間を決めて見ればいいのだ!と単純なことに氣がつきました(^^;

夜は目が拒否するので、見る時間帯は朝。時間は15分以内。
そしたら、いい感じです。

当たり前のことですが、SNS(というか何でも)は自分で主導権持って使うことが大切ですね。

知らないうちに奴隷になっていたんだな〜、私。

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人生は面白い。 

「暇と退屈の倫理学」を読んで高校時代を思い出す

高校のとき、倫理(倫理学)という科目がありました。
内容は、いろんな哲学者・思想家の考えを学ぶような授業でした。もうむか〜しのことなので、詳細は忘れましたが、哲学・思想学っぽい感じかな。

担当教師は、いかにも「哲学」やりそうな、メガネで髪は長め(長い前髪、耳が隠れて襟足にかかるくらい)、神経質そうだが、目には子供っぽい光がある、おじさんでした。
授業じゃないときその先生がどんな風だったかはよく覚えていませんが、廊下や教員室でたまーに見かける先生は、内省的な雰囲気に包まれていたように記憶しています。
普段物静かな様相の先生が、倫理の授業中は、唇の端に唾を溜めながら、熱く滔々と語るのです。その話っぷりは、授業というより、ある物語を聞いているようでした。

元来あれこれ思索するのが好きなので、哲学・思想の話はどんぴしゃり、ハマりました。

そこには今まで聞いたことのないような世界の捉え方、解釈の仕方があり、悩める思春期にちょっとした光を与えてくれました。
と言っても、ある哲学に救われた、とか、この思想で悩みがなくなった、とかそういう訳ではありません。

そこに広げられる、結論の出ない思索、矛盾を孕んだ結論等々は、正解が一つでない世界、正解さえない世界を教えてくれたような氣がします。「考えたいように考えていいんだよ」と言われたような感じです。
世界は想像していたより、だいぶ、いや、想像することができないくらいもっと広いらしい。人は、想像していたよりもっと一人一人が違っていて、同じ「人」とは思えないくらい矛盾している、そして、矛盾していてもいいんだ。

・・・と、今の私がその頃を思い出して言葉にしましたが、当時はモヤッとして言語化できなかったですね。モヤっとしながらも、光の粒が見えてくるような感覚でした。

暇と退屈の倫理学 増補新版』を読んだ後、そんな高校時代を思い出したのでした。

 

「より多くの人に読んでもらうような工夫をして」いただいたおかげで、2日で読み終えました。

著者の國分功一郎氏はあるインタビューで「哲学のない時代は不幸だが、哲学を必要とする時代はもっと不幸だ」と語っておられます。
「自分が幸せだ」と思っていたら、哲学を必要としないですかね?
そんな状態でも「どうして私は幸せなんだろう?」って(私みたく)考える人には哲学は必要かも。ま〜「どうして幸せなんだろう?」って思うこと自体が、既に「不幸」だとも言えますけど。

哲学は「考える」「自分の内面を見つめる」という行為のきっかけになった氣がします。
ある人が考える思想、ある人が導き出した真理を「わかる?わからない?私はどうだろうか?」と、自分に照らし合わせるために少し立ち止まる、自分の内面に少し耳をすませる。
その「少し」をすることで、自分の考えが単なる反応だったとわかったり(だからと言って、反応はなくなりませんが・・・)、無意識の中にあった事から意識に上がってきたりして、今までの自分の世界や常識に風穴が開きます。
もちろん、それは哲学でなくてもできますが、手段がいろいろあるのはいいんじゃないでしょうか?

哲学を必要としている時代は「目覚めたがっている」人がたくさんいることのサインだと思うのです。

私が読んだのは増補新版でしたので、付録が付いてました。この付録「傷と運命」が、よりツボでした。

「サリエンシー saliency」の概念の紹介と熊谷晋一郎氏の「疼痛研究」は、慢性疼痛の捉え方に大きなヒントを与えてくれそうです。

痛みは記憶と深く結び付いています。その身体の痛みは心のものかもしれません。心の痛みは身体のものかもしれません。あるいは、身体と心両方かもしれません。
「刺激を避けるにもかかわらず、刺激がなければ不快な状態に陥る」という矛盾も、私たちは肉体だけでない証といえます。

注釈を読むと、この付録のアイデアは、熊谷晋一郎氏からのコメントと共同研究によるものらしいです。その成果をまとめた共著を準備中とのこと。これが國分氏の最新刊『中動態の世界 意志と責任の考古学』なのかと思ったんだけど、共著ではないから違うのかな?
こちらも面白そう!

人生は面白い。

緑茶を飲もう

久しぶりにアンドルー・ワイルの本を読みました。

 
 『心身自在』。

こんなタイトルだったっけ?と思ったら、昔はタイトル違ったみたいですね。
初めて読んだときは『癒す心、治る力 実践編―8週間で甦る自発的治癒力』でした。
旧タイトルどおり、その前に出た『癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか』の実践プログラムと体験談が書かれています。
食事のこと、サプリのこと、メンタルなこと、スピリチュアルなこと。Body〜Mind〜Spiritの全方向から考えられた8週間のプログラム。
徐々に、レベルアップしていくように設定されているので、自分の食生活、生活習慣を変えようと思っている方には参考になります。

改めて読んでみて、結構日本の食材が推奨されていることに氣がつきました。
豆腐、とか、舞茸、とか。

そして、緑茶。コーヒーの代わりに緑茶を飲むことを何度も推奨しています。

あまりにも身近過ぎて忘れていましたが、緑茶は優れた健康飲料なのです!
含有成分は、今ではおなじみのカテキンのほか、ビタミンC、カフェイン、アミノ酸(テアニン)など。
伊藤園のサイトによれば、緑茶一杯のカフェインは15〜30mgで、かなり強い興奮作用を起こすはずなのですが、テアニンのおかげで興奮作用が穏やかになるそうです。

もともと私は緑茶好き。同じくお茶好きの友人と共に「茶っくればばぁ」を名乗っています。
その友人と一緒に茶飲み話をしていると、1Lのポットが何度も空になるくらい緑茶を飲みます。これは、さすがに飲み過ぎだけど・・・

確かに、緑茶はいいです。

じゃあどんな緑茶でもいいのか?・・と言ったら、違うかと。

やっぱり、誰が作っているのか?どのように作っているのか?が大事です。
茶葉を直接お湯に入れるのですから、無農薬の方がいいですよね。

ここ3年くらいは、こちらのお茶を取り寄せています。

www.issin-en.com

特上・特選月の雫は、自信作といわれるだけ、美味しいです。

でも普段は、強火仕上げの釜炒り茶(月の雫に比べるとワイルドな感じ)とか、徳用茶とかです。時々、業務用も買います(どんだけ飲むんだ!)。

そして、玄米茶もうまい!
というか、一心園さんの玄米茶を飲んで、玄米茶好きになりました。以前は玄米茶、苦手でした。

やはり、誰が作っているかで変わりますね〜。
「〇〇が苦手」「△△はいまいち・・」などと思っていても、単に、そこのモノがダメだっただけで、違う生産者(この場合)のは良かった!ってこと。

そのモノがダメ、な訳ではなく、その作り手がダメだったというケース、大いにあります。

あと紅茶も、一心園さんの愛飲してます。

ときどき、体調によって、紅茶を飲むと胃が痛くなったり氣持ち悪くなったりすることがあるのですが、こちらの紅茶はそれがないのです。私に合ってるんですね!

・・・と、一心園さんのこと熱く語ってしまいましたが。

「こちらのお茶を試して見よう」と思ったきっかけは、お茶ネタとは関係ないところでした。

風水です✨

風水パワースポット紀行』で紹介されていた茶園です。
 

一心園さんの茶畑があるところは、四神相応という龍穴なのです。
なんかご利益ありそうでしょ??

さらに、著者の山道帰一氏は台湾の国家資格「評茶師技術士」でいらっしゃるので、お茶にはうるさい方らしい。
そんな方のオススメ茶なら、飲まない理由がないでしょ!

取り寄せてみたら、やっぱり美味しかった! てな訳で、すっかり一心園ファンです。

私が鍼灸をやっている神楽坂で、施術後お出ししている緑茶、ほうじ茶、紅茶は一心園さんのです。
「おいしいですね」と言われた方にはもれなく、一心園さんのこと熱く語ってます(笑)

amazonでも買えるようです。

そういう訳で、皆さん、もっと緑茶を飲みましょう!

 

人生は面白い。

御目出糖という和菓子

はり灸 一香堂の神楽坂出張所の最寄り駅は、もちろん神楽坂駅なのですが、私はJR飯田橋駅を使っています。

運動と散歩がてら、飯田橋駅から18分の道のりを楽しんでおります。

当初は、飯田橋駅西口に出て、神楽坂下から早稲田通りを延々と上り、神楽坂上、そして神楽坂駅の方まで上っていってました。
坂道の上りはきついのですが、神楽坂の雰囲気を感じながら歩いて行くのは楽しいものでした。

ある日、JR飯田橋駅の東口にはエスカレーターがあることに氣がつきました(遅すぎ…)。キャリーバッグを持っていくので、エスカレーター、エレベーターはありがたい(^^)

試しに東口の方から行ったら、とっても楽なことがわかりました。熊谷組の前を通って、牛込消防署の方へ行くルートです。上り坂がゆるゆるとしているので、キツくない(一ヶ所だけ急坂があるけど、距離が短い)!

それからは専ら、こちらのルートを使ってます。

ルート変更に伴って、いいだばし萬年堂の前を通ることになりました。

お店の入り口に貼ってある「御目出糖」の文字がいつも氣になっていて・・・

数日前に、ようやくお店を訪れ購入。

御目出糖」と「ありが糖う」です。名前もいいですね〜。食べるといいことありそうな(笑)
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いただいたチラシによれば、「御目出糖」はテレビ東京和風総本家で「ニッポンの百年手みやげ」で紹介されたそうです。

小豆餡に米粉を混ぜ、そぼろ状にして蒸しあげたお菓子です。

しおりに「もっちりとした舌ざわりが独特の風味」と書いてありますが、本当に“もっちり”してます。米粉の食感なんですかね。うまいです🖤 絶対また買います。
「ありが糖う」の方は、白餡です。
どちらも美味しかったですが、どちらかと言えば「御目出糖」の方が好みかと。
同じ製法で抹茶が入った「高麗餅」を次回は食したいです。

店頭で衝動買いしてしまった「本わらび餅」。鹿児島産「本わらび粉」100%。いや〜買っちゃうでしょ!当日が賞味期限です。
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いいだばし萬年堂さん、7月に夏の感謝祭をやるそうで。

7月28日(金)と31日(月)は、260円の「御目出糖」が140円で、ありが糖う・高麗餅・御目出糖の3種セット、780円なのが490円で。

これは行かなくちゃ!

 

人生は面白い。

職人が作るスニーカー

私は職人好きである。

この靴を買った理由もそれである。

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職人によるハンドメイドにこだわっている、広島のメーカー。

www.spingle.jp

スニーカーは安いのでよかった私なのだけど。

「職人」というキーワードにつられた。

もちろん、履き心地は抜群!

同時に、これ履いて歩いていると、なぜだか楽しい。

靴底が地面に当たる感じ、とか、歩いている時に自分のからだに起こっている体重移動、とか、つま先が地面を蹴る感じ、とか、靴の中の皮が自分の足を包んでいる感じ、とか、足裏が靴内のクッションを感知する感じ、とか。
いろいろイロイロ感じて、異様に楽しくなるのだ。

靴との一体感はある。だけど、確かに靴の存在は感じる。靴重めだしね。

歩きやすい、のだけど、それだけで果たして、こんな喜びを感じるものか?
とにかく楽しくなるのである。

これも、職人のなせる技なのでしょうか。

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