一香堂(ひとかどう)の身辺雑記

人生面白がろう😆一香堂はり灸師@神楽坂の雑記帳

蛇の倉にて行者体験入門

テンプルビューティフル企画「大峰山系の修験の里、蛇の倉修験道行者体験入門講座」に参加してきました。

元来修行好きの質なもんで(笑)、衝動的(いや、2日は考えた)に申し込んでしまいました。

修験道がどんなものか、大峰山の場所すらあやふやなままで、現地入り。
蛇の倉が天河神社の近くだと知ったのも、大峰山世界遺産だと知ったのも、下市口から洞川温泉へ向かうバスの中、という有り様…我ながら呆れました。

下市口は近鉄の駅なので「伊勢近いんじゃない?」(実際はそんなに近くもない…と後で気がついた)と思って、伊勢での宿泊予約だけは講座申込直後に手配しました。
主旨から外れたところには頭が回る自分に、若干苦笑。

大峰山は今も女性の立ち入りは禁止されている霊山です。

麓には洞川温泉があります。こちらの温泉街、町の佇まいが素晴らしく、ぶらぶら歩きたい所です。今度は、洞川温泉メインで来たい!

さてさて、本題の行者体験入門ですが。体験入門という名のとおり、水行あり、毎日の祈り行あり、作務あり、写経あり、護摩焚きあり、奥の院の登拝あり。

行者体験にふさわしい内容でした。

・・・とここまで書いたあと、一向に進まず。

当初は詳細に書こうと努力したのですが、まだ言語脳に落とし込めるまでには至っておりません。体験が濃厚であればあるほど、言葉にはしづらく…言葉を重ねれば重ねるほど、嘘くさくなり書くことを諦めました

今思うことは、私たちのご先祖は、もっと祈っていたのではないか…ということ。
「祈り」と聞くと何か特別なことと思ってしまいますが、本来は生活のそこかしこに祈りは組み込まれていたのではないか、と。
朝起きたら祈り、ご飯を食べる前に祈り、食べ終わったら祈り、眠る前に祈り、そうやって1日1日を暮らしていたのではないか。

自分で生きているのでなく、生かされている、という思い。
そういうところから見える景色は、全然違ってくるでしょう。

自分の存在、他者の存在、自分と他者とのつながり、周りの環境、季節の経巡り。
イノチあるものはすべて繋がっている。過去、現在、未来も同じ瞬間にある。切り離しては存在できない。

まずは形からでも…と、毎朝、般若心経も唱えることに。

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人生は面白い。