「反お笑い」の哲学史に釣られた - 一香堂(ひとかどう)の身辺雑記

哲学、別に詳しいわけではないのだが、「哲学」という言葉に釣られる。

・・・で、釣られた↓

哲学とお笑いの間にはとーおい距離がある、印象。

もっと単純に、あれこれに笑えていれば、「哲学」なんぞ必要ないかもしれない。

いや、そうでもないか？

お笑いを考えている人で、結構哲学者っぽい人もいたりするから。
この場合、ご本人は「哲学」とは思ってないこともありそうので、微妙ではある…

「お〜っ！」と思ったのが、ハーブ関連でしばしば登場するヒルデガルト・フォン・ビンゲン。

"中世ヨーロッパ最大の賢女"と言われる彼女ですが、笑いは身体的に悪と主張していた、らしい。

身体の器官を揺り動かして人に笑いを引き起こす気の流れは、射精を引き起こす気の流れと同じものであり、しばしば笑いに伴ってでる涙は、熱い抱擁のうちに放出される精液に類似している……笑いは体液（血、胆汁、粘液、黒胆汁）の変性を引き起こし、それらの体液バランスが崩れると病気が生じる

笑って出る涙が精液と類似している、という説にどういう経緯で辿りついたのか、興味ある〜。

キリスト教と笑いが相性悪いのでしょうね。

禁欲主義だと反お笑いになる。

笑いは、自由な精神から生まれる、ってことでしょうか。

笑いは免疫力を高める効果がある、という現代の研究結果を、ヒルデガルトが聞いたらどんな顔するでしょうね〜？？

人生は面白い。