自分が鍼灸をやるようになって以降の方が、いわゆる”現代医療”に対する否定感が薄らいだように思う。
薬疹で入院した過去があったこともあり、「病院」や「薬」といったものにある種の不信感・嫌悪感みたいなものがあった。
なるたけ病院には行かない。なるたけ薬は使わない。
みたいな拘りがあり、まぁ今も多少はある。
が、病院=悪、薬=悪みたいな叩き方はしなくなったw
病院も薬も必要なときはあるし、せっかく現代に生きているのだから、利用できるときは利用したらいい。
昔は原因不明だったものが解明された事実はあるし、それによって、多くの人が救われたという実績はある。
もちろん今の医療にも欠点はあるし完璧ではない。
だからといって、自分が医学の進歩の恩恵を受けていないか?と考えたら、多大な恩恵を受けている、と思う。中世に生まれていたらおそらく今の年齢まで生きていない、と妄想する。
時々聞く「先生は一度も顔を見なかった」とか「一度も患部を触らなかった(触診をしないという意味でしょう)」とかいうコメントは、まぁそういう先生、そういう病院に遭遇したという事実はあるにせよ(あまり病院に行かないので知らないw)、個体差の問題では?と思う。
個体差プラス、診療報酬というシステムの問題もあるだろう。
薬や検査に比べて、医療相談の診療報酬が安い、とか。数年前聞いた話なので現状は知らんけど…
恩恵もあるとともに、もちろん弊害もある。
検査しすぎ。薬飲み過ぎ。
私の母は、あるクリニックで定期健診を受けていた。「行く度に、なんでもないのに検査を受けさせられる」とボヤいていた。「じゃ行くのをやめればいいじゃん」と言うと、「そういうわけにはいかない」と答えた。
「そういうわけ」が「どういうわけ」なのか私には理解できなかったが、人はどんな習慣でも(例えそれが悪いと思っていても)変えるのはこわいもんだ。
母がクリニックを変えたのは、そのボヤキを聞き始めてからおよそ一年後だった。
では、母が止めたクリニックが評判が悪いのか?というと、そんなことは全くなく。
「あそこはよく調べてくれる」とか「あそこで出してくれる風邪薬はよく効く」(プラセボは偉大だwww)とか言っちゃってる知り合いもいる、らしい。
ま、検査して安神がもたらされるんだったら、それもある種「養生」と呼べないこともない。
けど、どれだけ検査しても、ゼロリスクはないからね〜。
あと薬で症状抑えて「治った」というのは、違和感でしかない…
『風邪の効用』とか読んで、こういう概念を自分にダウンロードしてほしいなぁ。
別に全面的に賛同する必要はないし、大いに疑ってもいい。
けど、一回コンタクトしてみよ!
コンタクトしてみてから、飲み込むか吐き出すかはあなた次第。
でも、薬で救われる人も確かにいる。
当初パーキンソン病と診断された方がいる。
しかし、薬があまり効かず、自分でも色々疑問があったらしく、何回目かの受診のとき、進行性核上性麻痺(PSP)と診断された。
その後検査入院をしたところ多系統萎縮症と診断された。サイトを見ると3つの分類があるが、どれに当たるかは不明。というか、お話を伺ったとき、初めて聞いた病名だったので分類があることすら知らなかった。
その方がおっしゃった「パーキンソン病だったらよかったのに…」という言葉、胸に刺さってピリついた。
かたや、パーキンソン病診断の別の方は「薬を止めたい」とおっしゃる。
その思いはすごくわかる。そうなることを願っている。
Photo by Roberto Sorin on Unsplash
何が言いたいかというと、
存在自体に善悪はなく、私たちの想念や立場が「善悪」と色づけているだけ。
という少々仏教?じみた結論です、はい。
年を取って多少寛容になったということかな、私もww
人生は面白い。
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