昨年の12月につぶやいた。
LGBTフレンドリーな鍼灸院、というコンセプト、いいですね!うちも真似したいw
— はり灸一香堂@神楽坂の古民家 (@hitokadoh894) December 1, 2020
鍼灸院始める時「女性専用にした方がいいよ」というアドバイスもいただいたけど、女性男性問わず鍼灸受けてほしいよなぁと思って止めた。「人」であれば、ねw https://t.co/NvtqhvpnmT
非当事者という自認なので、推測でしかありませんが…
Tweetした直後、セクシャル・マイノリティという共通項はあるにせよ、LGBTをひとまとめに考えていいもんだろうか・・・
と思ったのも事実。
LGBは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルという性的志向ですよね。
この場合、自分の肉体に対する違和感はない、んでしょうか?(ないと理解しています)
T(トランスジェンダー)は、自分の性自認と肉体の性が違っている人、という定義。性同一性障害はこれに属します。
おそらく混じっている方もおられるから、きっちりかっきりとした境界線を引くことは難しい、でしょう。
定義をつきつめていくと、たくさんの???が出てきて何も言えなくなってしまいそうなので、うわべ理解の状態で話を進めていきます。
こういうことは比較するものではない、と百も承知の上ですが・・・
Tの辛さは、私の浅はかな想像だけでも「辛すぎる・・・」「毎日生きていくのも辛い」と思う。
だって、自分の体はずーーーーーっと一緒だからね。
365日24時間一緒だし、切り離せないからね。
例えば、対人関係に問題がある場合、人との距離をとる等すれば、ストレス軽減が実現できます。
しかし・・・自分が自分の体と一緒にいれない場合はどうしたらいいんでしょうね??
もちろん、ノンTでも自分の体といれない人というのはおられますので、Tだけの問題ではない、と言われれば、そうなのだけれど・・・
存在することが苦痛、という感覚なのかな。
そんな中で「生きる」って、私にはもうわからん・・・
確かなのは、とてつもない気滞がある、ということ。
そんな状態の中存在し続けていることが、尊敬というか、「よくぞ生きてこられて・・・」 的な涙が出そうです。
「自分のからだに優しく」とか「自分のからだを愛してあげてください」とか、患者さんに言うことあるけれど、これらの言葉は、Tの方にとっては残酷に響くのではないかしら???
とぐるぐる思った次第です。
とはいえ、人が生きていくためには肉体は必要であり、「からだは大事に」とやはり言うだろう。
「辛いなら手術をすればいいじゃん」と気軽に言えるほど、性適合手術は簡単なものじゃないようですし。
肉体だけでなく心とともに、一人ひとり自分のユニークな道を探っていくことが大切なのでしょう。
LGBTフレンドリーの人は「アライ」(Ally=同盟、味方の意)と呼ばれるそうです。
いろいろな言葉(定義)があるんですね。
細かく定義されていけばいくほど訳がわからなくなる、ってことは起こりがちですが、一方、新しい定義によって自分の居場所が見つけられることも。
"多様性"の表現として生まれた定義、善き面もありますよね。
LBGTQについては、ブレイディみかこ著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』に、みかこさんの息子さんが学校の授業で学び、生徒同士グループディスカッションしたことが書かれていました。
彼女の本を読んで、多様性を認めるためには教育が必要なんだ、と思いましたね。
居場所を与えてくれる定義ですが、それに縛られちゃうとまた不自由になる、ってことを示唆している辻仁成さんのエッセイも、結構好きです。
『世界は一つじゃない。自分が変われば世界も変わる。』
ちなみに、冒頭Tweetの元になった鍼灸院はこちらです。
haritohito.jp
一人鍼灸院のプライベート空間がこのような安心空間にもなるんだ!と、新しい視座を与えてくれました。感謝!!
Photo by Mat Reding on Unsplash
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