アメリカ在住の中医師のHPを見ていましたら、中国針灸学会というところが『新型コロナウイルス肺炎に対する針灸治療介入に関するガイダンス』(第2版)を発表していることを知りました。
COVID-19治療に中医学(TCM)が導入されていることは、以前書きました。
hitokadoh-aider.hatenadiary.jp
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初めは漢方薬だけだと思っていたら、針灸も導入されているらしい。
いろいろ探して、辿りつきました↓
新型冠状病毒肺炎针灸干预的指导意见--搜索--中国针灸学会
国内向けだから当たり前なんですが、中国語で書かれています。
というわけで、昨日は、Google先生と首っぴきで『新型冠状病毒肺炎针灸干预的指导意见』を訳す、という無謀なことをやってしまいました。
結論から言うと、「さもありなん」的な経穴でした。
観察期、臨床治療期間中、回復期の3フェーズによって、症状(脈、舌の状態も含む)によって、基本処方となる主穴と兼症に応じた配穴がそれぞれ定められています。
ご参考までに、各フェーズの主穴だけをご紹介します。
注:Google先生訳なので、日本語が変なところはご勘弁を!
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医学観察期(疑われる症例)の針灸治療介入
目的:体の正気と肺と脾臓の機能を刺激し、伝染病の邪を清散し取り除き、邪から守る臓器の能力を強化します。
主穴:(1) 風門、肺兪、脾兪; (2) 合谷、曲池、尺沢、魚際; (3) 気海、足三里、三陰交; 各グループは毎回1~2穴を選択できます。 -
臨床治療期間中(確認症例)の針灸治療介入
目的:肺、脾臓、正気を刺激し、臓器を保護し損傷を軽減し、疫邪を駆除し、脾を培い肺を育て?(土培生金)、病勢を止め、感情を和らげ、病邪を倒す自信を高めます。
主穴:(1) 合谷、太衝、天突、尺沢、孔最、足三里、三陰交; (2) 大杼、風門、肺兪、心兪、膈兪; (3) 中府、膻中、気海、関元、中脘; 軽症患者および通常の患者の場合、グループ(1)および(2)の主穴でそれぞれ2~3穴を選択し、重症患者の場合、グループ(3)の主穴で2~3穴を選択します。 -
回復期の針灸治療
目的:残留毒を取り除き、元気を回復し、臓器修復を促進し、肺と脾臓の機能を回復します。
主穴:内関、足三里、中脘、天枢、気海。
これらの経穴に、針、灸、または針灸両方で治療するようです。
他には、敷贴疗法、推拿、伝統的エクササイズ(太極拳等)、感情転換、足浴熏洗(フットバス?)といった在宅ケアについても言及されていました。
在宅ケアの灸療法で挙げられている経穴をご紹介しておきましょう。
足三里、内関、合谷、気海、関元、三陰交など。← 王道っちゃあ王道ですね。
ご興味ある方は、下記リンクからPDFがダウンロードできます↓
新型冠状病毒肺炎针灸干预的指导意见--搜索--中国针灸学会
ただ、TCMの有効性については疑惑を持つ方もおり、国を挙げてのプロモーションじゃないか?という意見も。
edition.cnn.com
主な理由は、科学的エビデンスが乏しいこと。
でも、今回のCOVID-19のようにウイルスが未知のものである場合、TCMといった東洋医学の強みが発揮されることも事実。
東洋医学の治療は、「邪を追い払って、元気を高める」が基本。
新型コロナウイルスがどんなやつか分からなくても、
患者の症状や脈や舌を診て、それに応じた生薬を組み合わせて薬剤を作る。
鍼灸も同じく、邪を瀉し気を補う。
現代西洋医学は、からだの正気を高める薬や手法が見当たらない(自分の知る限り)。
医学の基の概念が違います。得意分野も違います。
先月の中医学講座で先生がおっしゃっていた言葉が、妙に心に響いています。
「私たちはずっと昔から傷寒論の時代から、未知の伝染病をくぐり抜けてきたんです」
となれば、私たちは皆、未知なるものと遭遇しながらも生き残ってきた人の末裔です。
先人たちの知恵を全部捨てるのでもなく、最先端の技術に頼るだけでもなく、ベストミックスを作りあげていきましょう。
そして、そのベストミックスは、みんな同じであるはずがないのです。
人は同じように見えていても、違います。
違っているから、今ここに生まれてきたんでしょうね〜。
人生は面白い。
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