うちの両親を見ていて、氣がつきました。
元氣が有り余ってくると、いろいろなことがたやすくなってくるせいか…文句が増えます。
正しくは、私が「文句」として聞いている、ですね。家族に対しては投影が一番強いし。
心情的ノイズが喧しい中ある程度クールに客観的に見れたのは、2日前に会った友人と「投影」に関する事柄を話していたおかげです。話の流れでそういう話題になったわけで、その時の私は今の状態を予想すらしていなかった…はずなのですが。実は、私の無意識はすでに知っていたりして?
人の頭脳(顕在意識)で「わかった」と認識していることはたかが知れている。その「わかった」には、自分では判別不可能なバイアスが結構な割合で入っている。そのバイアスを取り除きたいと、切に願って努力した時もあったけれど、努力すればするほど増えていくバイアスもあって、がんばることもやめた…つもりです。
その努力は不要だった、とは思わないけど、どこかでまだ「もっとシンプルに生きられるのではないか」と思っているのかもしれません。
結局、私は私で、他の人のようにやっていく、ことはできないので、粛々と私をやっていくだけです。
・・・ここまで書いたのは土曜の夜。
書いた後に、ふと思い出しました。今年度から動画受講している東洋医学講座の先生の言葉。正確には、こちらの講座での話ではなく、数年前の講義で話されたこと。
それは、からだの診方のことなのですけど。
アイスとか冷たいものを食べたがる患者さんに「冷たいものは食べないでください」と言うだけでなく、その人が冷たいものを欲しがる原因がからだに在るはずだから、そこを探して、冷たいものを食べなくても済むからだに変えていく。
というような内容でした。
うちの両親から文句が溢れ出る原因が、からだに在るはずだ、と思ったわけです。
余分な熱があるのかな?その熱で肝が弱っているのか?気滞?気滞で抑えられていたのが流れた結果「文句」に聞こえる言葉が出てきたのか?云々かんぬん。
翌日、前夜の想定を元に鍼をやってみました。結局「これだ!」という確証は得られませんでした。
残念ながら、今回はうまく行きませんでしたが、あらゆることに東洋医学的な見方をもっと使ったら、違う世界が見えてきそうです。
これも練習ですから、粛々とやりましょう。
人生は面白い。
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