昨日の鍼灸勉強会で、嗅覚および味覚(風味)障害の症例報告がありました。
馴染みがないので知りませんでしたが、近年、味覚障害患者数は増加しているそうです。
味覚障害治療は「亜鉛を十分にとる」のが基本となります。亜鉛が味蕾にある味細胞の再生を促すからで、不足すると機能低下を招きます。
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一口に味覚障害と言っても分類があり、自覚的に味覚異常を感じているが味覚検査上異常が認められないという「自覚的味覚障害」というのがあります。こちらを、味覚検査上異常ありの味覚障害と区別するため、「風味障害」と呼ばれているようです。
風味障害の場合、亜鉛不足は関係ありません。ですから、「最近、味がよくわからないから…」と自己判断で市販の亜鉛サプリメントを摂取する前に、味覚検査を受けることをおすすめいたします。
症例報告の患者さんは、ひどい風邪を引いた後、匂いがしないことに氣がつき、同時に甘味以外の味がわからなくなった(風味障害)、とのこと。
大学病院にも通院され薬も服用されていましたが、同時に鍼灸も受け始めました。
鍼灸はだいたい週に2日のペース(3〜5日間隔)で受けていたそうですが、約2ヶ月で無事、匂いを感知できるようになったそうです。
こちらの患者さん、病院の待合室で周囲にどのくらい通院しているのかを聞いて「2〜3年」と言う答えに、「これではダメだ」と直感して鍼灸に来た、そうです。
患者さんの直感、すごいですね!
本ケースは、病院の初診とほぼ同時期に鍼灸も受け始め併用されてきたのが、良かったのかもしれません。
嗅覚障害にお悩みの方、鍼灸もぜひお試しください。
いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。
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