環境エネルギー政策研究所 所長の飯田哲也さんのお話、聞いてきました。
タイトルは「地域・市民が起こす自然エネルギー革命」。いや、ほんとに革命的でした!
自然エネルギーの世界は、AI分野に負けず劣らず急激に進化しているらしい。
今年の6月に生活クラブのまち・からきたでも上映会をやった『日本と再生』で報告されている状況から、また更に進んでいるそうです。
自然エネルギーの技術はどんどん進んでいて、発電コストは安くなり、発電量は急速に拡大しています。
今や、「太陽光は割高なエネルギー」というのは昔の話になりました。
太陽光パネルの値段は5年で1/5に、バッテリーの値段は5年で1/4になっているそうです。
1980年頃、カリフォルニアとデンマークで最初に始まった風力発電は、10年で10倍のスピードで世界のシェアを伸ばしています。
1994年に日本で最初に始まった太陽光発電は、7年で10倍のスピードで世界のシェアが上がっています。10年後の2027年には、太陽光は石油を超えて第一のエネルギーとなるのではないか、という試算も。
こんな記事、見つけました。
なのに、日本は。。。自然エネルギーについては、利点は説明せずに問題点ばかりを指摘。
自然エネルギーよりも原子力を推進?経済産業省が開始した国民向けの情報発信 | 自然エネルギー財団
経産省はもう、そういうところなんだ…と諦めるしかないのでしょうかね〜。
ここで思い出す、宮台先生がしばしば言及されていた「日本(政府、官庁と言った方がいいかも)は外圧でしか変わらない」問題…
「外圧でしか変わらない」問題、ここではちょっと置いといて…
自然エネルギーへのシフトの代表として、デンマークが紹介されていました。
自然エネルギー100%アイランド、サムソ島のことも。この島へ視察に訪れた最初の外国人が飯田さんだったそうです。このエネルギーシフト実現の立役者、ソーレン・ハーマンセン氏は、今学校(サムソ・エネルギー・アカデミー)をやっていて、自然エネルギー導入に関する方法などを教えているそうです。飯田さんが言うには、ひたすらディスカッションだそうです(「バイキング・デモクラシー」という言葉を使っていました)。
コミュニケーション、とても必要で大事なんですね。
サムソ島の話を聞くと、エネルギーだけの問題でなく、コミュニティー、地域の在り方も変わっていく必要がありそうです。
「上から目線」から「地域からの協働」へ
「パワーエリート」から「民衆のパワー」へ
(この「パワー」はエネルギーとしてのパワー、権力としてのパワー両方を意味しています)
では、日本はどうでしょうか?
会津電力の社長は、地元の老舗造り酒屋の代表です。地域の自立の重要性を痛感して、電力会社を立ち上げられました。
新潟のおらって市民エネルギー株式会社は「市民エネルギー」の電力会社です。
こちらでも、ご当地エネルギーレポートいろいろ読めます。
私の出身地、小田原のレポート見っけ〜。ほうとくエネルギー。
ただいま契約中の生活クラブエナジーの記事も(少し古いけど)。
以前お話をうかがった高橋真樹さんのブログもおすすめです。
いろんな所で、タネは芽吹いていますね。
ベランダ発電とかやってみたいな〜。ソーラーパネル、バッテリーの値段も下がるでしょうから、もっとお手軽に買えそうな期待が膨らみます⤴️
人生は面白い。