ある友人から、「鍼灸のことが書いてあったから」と本を貸してくれました。
本に書かれていたのは、あの岡田明祐先生のことでした。
以下引用(強調引用者)。
この人の凄さは鍼を打つ技や灸を据える技が素晴らしいなどというよりも、人間の体の奥の奥に潜んでいる可能性を熟知していてそれを複合的に駆使して病いを治すという、摩訶不思議というか、神業ともいえそうな治療を行う名人中の名人でした。
一時間ほどの治療を受けると自分の体が、内側のどこそこからさわやかな風が静かに吹き起こって体中に広がって行くようにリフレッシュ、というより再生されていくのがわかりました。
ふぇ〜、かっこいい!!名人の鍼は、技も人も超えるのですね〜。
鍼灸学校で、そのご子息である岡田明三先生から直接教えていただいたことは貴重な財産だな〜と、改めて思いました。
そして、明祐先生のことを書いてあるところだけ読んで返すつもりだったのですが…
『老いてこそ人生』読み始めたら、思いのほか面白い!
石原慎太郎氏といえば、石原裕次郎の兄で、『太陽の季節』(読んでないし)の作者、そして元東京都知事・・・くらいの認識しかありませんでした。
断食(石原結實先生のことも)してたり、野口整体やっていたり。身体感覚も素晴らしい方だったんですね。
会見とかで見る「太々しさ」からは想像しえない、細やかな感性に、ちょっと驚きました!
友人が貸してくれなければ、絶対読まなかったでしょう。
今更ながら、石原さんを見る目が変わりました。
これも出会い、巡り合わせですな・・・
人生は面白い。