50代女性。「2日前から右肩関節が痛い」とのことでご来院。
予約日前日のやり取りで、右肩を痛めるような心当たりはない、とのこと。
右肩を圧迫するようなことをしていなかったか?寝ているときの姿勢などを確認したところ、「そういえば右肩を下にして寝ていることが多いかも」というご回答でした。
ご本人は「五十肩かも」ということでしたが、痛がり方が半端ない。少し腕が動くだけでも痛く、動作確認もままならず。患部は、三角筋辺りにやや張りがあるものの、熱感はなし。
横になるのも大変そうだったので「座った状態でやりましょうか?」と言ったら、「動くコツがあるので大丈夫」とのこと。通常どおり、仰向け状態で始めました。
その後、通常でしたらうつ伏せになってもらうのですが、それは無理でしたので、座位で施術しました。
終了後、立った時に「からだ全体は軽く楽になった」とのことでしたが、患部の痛みはやや軽減した程度で、腕が動くと痛い状態は変わらず。
痛みの始まり方(何の予兆もなく痛くなった)と痛み方がどうみても五十肩ではなかったので、「念のため、骨の状態を医師に診てもらってください」とお願いしました。
その翌日、患者さんは会社近くの整形外科を受診され、「肩に石灰分がありました」とメールが来ました。どうやら、石灰沈着性腱板炎のようでした。
患者さんからのメールによると、ステロイドと痛み止め2種類の注射を打ってもらい、ロキソニン、胃薬、ロキソプロフェンシートを処方されたそうです。
整形外科受診した夜、痛みはだいぶ落ち着き、翌日にはなくなった、とのこと。ちなみに、処方薬の服用・使用は1度だけ。
翌週、別の症状(目の症状)でご来堂されたのですが。
右肩の激痛はすっかりなくなり、「全然大丈夫」と腕をブンブン回して見せてくれました(笑)
その後、ネットで検索してみたら、注射が1回では効かないという方もいらっしゃるようですね。
あと、腰痛の原因と同じですが、石灰があっても症状が出てないケースもあるようで…石灰化が全ての痛みの原因である、とも言い難いのですね。
人のからだは摩訶不思議ですね。
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