私はテレビを持っていないので、昨日の選挙速報をTBSラジオで聞いていました。
昨日の朝は、しんとしていて静かな氣がしました。
選挙の日って「今日は投票日です。」みたいな放送があった氣がしていたのですが、国政選挙のときは放送ないんですね?
結果は、与党圧勝。「改憲勢力」が参議院の3分の2を上回った、との報道。
え?!そうなの?!
う〜ん、そうなのか〜〜…
宮台真司氏がしばしば語っている「ネットでは、人は見たいものしか見えなくなりがち」って言葉がよみがえり、私も「見たいものしか見えない」症候群に罹っているのか?! そうかも…です。
この、むなしい感じ、「分厚い壁に阻まれた」感、何年か前にも味わったな〜
などと今朝思っていたら…
この茂木健一郎氏の「与党体質と、野党体質」が、Facebook上でシェアされてきました。この記事、妙に共感してしまいました。
これも、面白いです。後半の「家族」の部分 (2:20) は特に。
同じ言葉を使っていても、それが本当に意味しているものは違ったりしますよね。
だから、憲法解釈がいくつも出てくるわけで。
じゃ、憲法って何か?っていう話になるのですが・・・
憲法は法律とは全く違うもので、憲法は「国家権力を制限するための法規」(ここのサイト、わかりやすい)です。
となると、改憲が現実となったら、改正草案読まないとまずいですね・・・
ちなみに、こちらが自民党の日本国憲法改正草案です。
三宅洋平氏がどこかの演説で言及していたのは、第十三条ですね。「『個』が抜けて、ただの人になった」と。
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
(自民党改正草案) 下線部が変更部分。
全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。
個人的には「公の秩序に反しない」って何を意図しているのだろう?と思いました。
第二十一条(表現の自由)の新設された2項に出てきますね、「公の秩序」。
(自民党改正草案)
そういえば、日本国憲法前文、小学校のとき社会の授業で暗記しましたね〜。意味がよくわからない部分もありながら、「かっこいいな」と感じた記憶があります。
そんな記憶も手伝ってでしょうか、前文は、現行憲法の方が新しい感じがします。ボーダーレスで「人類みな兄弟」的世界が感じられる…
ともかく、このいい機会に、ちゃんと憲法を読もう!と思っています。少しずつでもね。
いろいろな方がこういうテーマで読書会とか勉強会やってくれるといいな〜。理解も深まります。解釈、たくさんありますからね。
人生は面白い。