『フィット・フォー・ライフ ——健康長寿には「不滅の原則」があった!』という本を読んでから、朝は果物、夜はメインディッシュがサラダという生活が一ヶ月ほど続いている。
この本は、ナチュラル・ハイジーンという健康法(食事療法)について書かれている。
ナチュラル・ハイジーンの詳細は、こちらのHPをご覧あれ。
基本的な考えは、「全人類の治癒力は、すべて体の中に存在している」ということ。
生命に関する自然の法則を破ったときに、不健康な問題を抱えることになる、という考え方。
ものすごく簡単にいえば、食事は野菜と果物を中心に「24時間周期の体のリズム」に沿って食べることだ。
私たちの体は、下記のようなサイクルで働いている。
◎正午〜午後8時: 補給(摂取と消化…食べることと食べたものの分解)
◎午後8時〜午前4時:同化(吸収と利用…体への同化)
◎午前4時〜正午: 排泄(体内の老廃物と食物カスの排出)
このサイクルに従うような食べ方が基本。
だから、朝、午前中は、排泄を妨げない食物として、果物を食べる。
他にも、タンパク質と炭水化物は一緒に食べない等、食べ合わせに関するガイドラインもある。
衝撃的だったのは、タンパク質に関すること。
世間で言われているほど多くのたんぱく質を、私たちの体は必要としていないそうだ。なぜなら「人間はタンパク質の老廃物の70%を体内で再利用しているからだ。」
第五部は、訳者の松田麻美子さんが書いている「日本の読者のみなさんへ」。
ここでは、アメリカで、肉食離れの傾向が進んでいる、と書かれている。近年、アメリカの公的機関による植物性食品の推奨が目立っているそう。
ここで、ハタと思った。
・・・ということは、アメリカは、アメリカの畜産農家を守るために、今までより沢山の肉を輸出しなければならないのではないか?
自国民が食べなくなった肉を、アメリカナイズされた食生活を楽しんでいる日本人がますますいっぱい食べてくれれば、アメリカはウハウハなんじゃないの〜!?
ニュースになっているTPP。
大地を守る会会長の藤田和芳さんは「TPPで食の安全は守れるか」という提言をされている。
こちらを聞くと、自分たちの生活への影響が大きいことがわかる。
TTP対談vol.02(1) 東京大学教授・鈴木宣弘×大地を守る会代表・藤田和芳
ちょっと話題ずれちゃったけど、食つながりということで。