冷えとり健康法でも、食べ過ぎは冷えを作るといわれており、腹七分目を薦めている。
とはいえ、ついつい食べてしまうことはよくある。
本当はからだが必要とはしていないのに、習慣で食べてしまったり、イライラを抑えるために食べてしまったり。
そういうときに食べたものは、からだにとって負担になるんだろうなぁ。
そんなとき読んだ、甲田光雄・サンプラザ中野の対談本『食べ方問答―少食のすすめ 我が心の師に健康道の奥義を訊く!』。
かなり面白かった!
少食についても当然語られているのだが、甲田先生は、少食を愛と慈悲の食生活と言っている。
肉食を止めれば世界から飢餓がなくなる、とも(ベジタリアンの人たちもそう言ってますよね)。
でも、全ての人に強制はできない。
そこで、甲田先生の極意。
以下引用(強調部分は引用者追加)。
「少食にするのはたいへんむずかしいものです。食べることを無理に制限し、意志の力に頼って、食べてはいけないとか食べ過ぎてはいけないと禁止すると、たいてい失敗してしまいます。禁止したら、そのことがストレスになって、窮屈になって長続きしません。いつか爆発します。「今日からあれ食べたらあかん」とか「今日から甘いもの食べたらあかん」とか、そんなことをやったら、必ず失敗します。
それよりも、「動植物の命を殺生しない、少食という愛と慈悲を実行できる人間になりたい」という想いを持つことが、少食を実行できる極意です。
この極意、すばらしぃぃぃぃい!
食べる=命をいただいている
その命に感謝していただく。
普段の生活では忘れがちだけど、いただくことで生きているんだよねー。
毎日毎日「いただきます」で、生きているのだよね。