よりよく。より上へ。
もっと緻密に。
もっと鋭敏に。
視野が広がる。
感覚が広がる。
拡大の過程は、とてもエキサイティングだ。
発見の連続。
成長する喜び。
無限の可能性。
拡大のあとには縮小がおとづれる。
季節には必ず冬があるように。
潮の満ち引きがあるように。
縮小は、拡大に比べると、マイナス感は否めない。
流れは内向きになるので、閉塞感を引き起こしがち。
来た道を戻る感じになるので、目新しさに欠ける。
場合によっては、逃げてきたことに直面せざるをえないことも。
ぶっちゃけ、楽しくない。面白くない。
しかし、この縮小(あるいは停滞)の間、どんな自分であり続けるか?
それが、恐らく、人の熟成度合いを決めるのだろう、と。
この閉塞感のなかで、何を見出せるか?
迷いながらも、くさらずに探しだせるか?
目を背けたいなかから、真実を見つけられるか?
休んでも、また歩き始められるか?
こういうときは、他人と比較しても意味がない。
とはいえやたら比較して、自分を落としこめてしまう。
そんなときに思い出す、ある本で読んだ一節。
「拡大したときに自分が得た様々なことを、自分の中心に統合させるために、縮小は起こる。」
というような内容。
縮小は、今まで得たものを、自分の源へ持ち帰るのだ。
自分の源が栄養でいっぱいになるほど縮小したら、次の拡大が起こってくるだろう。
どんなふうに縮小していたかで、拡大のバージョンアップ度が違ってくるはず。
前向きに縮こまろう〜!!