初めてウィルバーなのでなかなか難しいのだが、今読んでいる箇所に非常に興味を引く部分があった。
「第二層の思考への飛躍」というものだ。
ざっくり言うと(あまりにもざっくりだとは思うが)、相対主義からホーリズムへ、多元主義から統合主義への移行である。
「成長(development)とは包み込み(envelopment)でもある」
だから、「それぞれの波はより包括的、抱擁的、統合的になり、周縁化、排除性、抑圧性がより少なくなる」
「超えて含む」を繰り返すことが成長のプロセスであり、それは入れ子状の階層となる。
成長=包み込みの考えは、納得である。
例えば、自分を省みたとき。
だめな自分、嫌いな自分を排除するのではなくて、抱きしめる(受容する)ことが大きな力になる。
受容はワンネス・統合であり、排除は否定・分離である。
否定してもそこからは何も生まれない。
それを超えて、その先へ進んでいこう。
それを超えるとき、自分の中に新たなものがきっと芽吹くのだ。