訪問鍼灸の仕事も始めてから、ご高齢の患者さんとの出会いが増えました。
90歳超の方も数名、いらっしゃいます。
もちろん、メインの目的は「施術」ですが、超高齢の方の場合、意識的に「お話しする」ようにしています。
私は施術中、基本自分からはしゃべらない派です。
患者さんがのお話に相槌打つ、とか、何か聞かれたらお答えする、とかはしますし、こちらから質問することもあります。
けど、施術中会話を引き出そうという意図は、あまりありません。
注:おしゃべりしたい患者さんは、ガンガンおしゃべりされても一向に構いません。そういう時は、一緒に会話します。
でも、超高齢患者さんの場合は、逆です。
自分から、話しかけていろいろ質問します。
目的は、そう!「脳トレ」です。
一見それっぽく見えないけど、コミュニケーションって、脳のいろんなところを使ってかなり高度な処理が必要とされます。
施術はからだへの刺激となりますから、それだけでも脳にとって良い影響を与えているとは思います。
どちらかというと、施術は「受動的」です。
ここに「能動的」を追加したい、
ので「会話」です。
ぶっちゃけ、私はおしゃべりの達人でもないので、盛り下がることもあり⤵︎⤵︎メゲますが (^^;
「脳トレ」提供という大いなる任務があるので、さむ〜い瞬間も耐えられます 笑
でも「さむ〜い」だけではありません!
よく言うじゃあないですか、「人に歴史あり」 。
本当にそうなんです!!
疎開していたときのこと、軍需工場で働いていたこと、結婚されたときのこと、お子さん・お孫さんのこと、ご主人が生きていたときのこと、亡くなったときのこと。
世代が違うのでなおさら、なのかもしれませんが、まるで映画を見ているような気持ちに、しばしばなります。
いつも面白いお話をしてくださる女性(仮にAさん)がいます。
Aさんのお話にはシリーズがいくつかあるのですが、その一つに「青江のママ」話があります。
ある日、Aさんが「青江のママって知ってる?」と聞かれ、その時、男芸者という言葉も初めて聞きました。
その世界では伝説のママ、だそうで。
同じ呉服屋さんで、青江のママに出会ったんですって。
青江のママ話をするときは、いつも「ま〜、きれいだったよ〜」と声が裏返りそうになるくらい美貌を褒めてから、
ママとお店の子たちと一緒にタクシーに乗ったとき5人になっちゃって、ママが「膝に座ればいいじゃない」と膝に座らせてもらった、とか、
ママが銀座のあと横浜で開いたお店に、男芸者の〇〇ちゃんと一緒にタクシーで行った、とか、
いう話を楽しそうにされるのでした。
あまりに楽しそうにお話されるので、「青江のママですね。ネットで見てみますね〜」と言いました。
その後も「青江のママ」は何度か話題に出てきて、その度に同じ思い出話をしてくださいました。
最近は「青江のママ」シリーズ、出てきてないな〜。
そういえば、20代後半にショーパブ(ギャルソンとか金魚)何回か行きましたね〜。懐かしい〜(遠い目)。
今ググったら、ギャルソンパブは2017年に閉店してました。
金魚はまだやっていますね。私が行ったのはもう20年以上!前なので、いろいろ変わっているでしょうね。
www.kingyo.co.jp
青江のママのお姿は、こちらのブログで見れました。確かにお美しい。
本も出されていたんですね。
・・・とまぁ、訪問鍼灸、いろんな意味で勉強になってます。
人生は面白い。
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