hitokadoh姐さんの身辺雑記

人生は面白い。一香堂のはり灸師、あれこれ綴ってます。

「性暴力被害者に寄り添う社会を作るために」

先週のマル激トーク・オン・ディマンドは、impressiveでした(なぜか英語w)。

見応え、と言うか、聞き応えがありました。

www.videonews.com

伊藤詩織さんの、実名での性暴力被害の訴え、ハリウッドの大物プロデューサーのセクハラ疑惑から端を発した「#me too(ミートゥー)」ムーブメント、カトリーヌ・ドヌーブらによる「#me too」行き過ぎ批判。

 

www.huffingtonpost.jp

これらのことに触れつつ、議論は社会的側面、法的側面、教育的側面、心理療法的側面など、多岐にわたっていました。

とても広範囲なお話ではありましたが、とっちからった印象は全くなく、ゲストの後藤弘子さんと宮台真司さんの議論に聞き入りました。

いや〜、なんと言うか・・・深かった〜。

後藤さんの専門は刑法、とのことですが、性愛エキスパートでもある社会学者、宮台さんに勝るとも劣らない、お話の深さに感服…です。

特にPart 2は心理的な内容にも言及されていて、個人的に非常に興味深かった。

性的被害(性愛も)はとてもパーソナルなことであるので、十把一絡げに判断せずに、時間はかかるが、やはり個々のケースを一つずつ答えていくことが必要。

女性の場合、性犯罪被害を(どんなレベルかは別にして)受けたことがないって人はどこにもいないと思うので、まず自分の被害に向き合うことも非常に重要。自分の経験を振り返って、自分の問題として考えることが大事、と後藤先生。

加えて、男性も自分の#me tooを振り返ってみる。被害者の#me tooと同時に、加害者の#me tooがなかったか、振り返ってみることを、提案されていました。

そうすることで、他人事ではなく、ぜひ、自分のこととして見て考えてほしい、と強調されていました。

詩織さんも会見で同じようなことをお話されてます(1:12:09)。彼女は、自分のケース、本に書いたことを自分のこと、あるいは自分の大切な人に置き換えて考えてみることは容易にできるのではないか、と。

宮台さんも、恋人・パートナー同士とか男女とかで話し合うことを勧めています。例えば「嫌な性的体験を上から3つ」とか。一人でやると自己粉飾してしまいがちだから、他の人たちとシェアすること。また、他の人たちの話を聞くことで、自分もいろんな氣づきを得る。

こういうことを語ることに慣れていないから、最初はうまく行かないかもしれない。だからしない…ではなく、「語る」練習をすればいいだけ。

そして今まで語られてこなかった事柄ですから、こう言う内容を「聞く」練習も必要なのかもしれません。

まずは、バイアスをかけることなく批判なしに、彼女(彼)の話を聞いて受け止めること。話すことの背後にある、とてつもなく大きな勇氣に敬意を払いつつ。

 

人生は面白い。