hitokadoh姉さんの身辺雑記

鍼灸師、心に浮かんだこと、あれこれつづります。

「センスがない」ってのは言い訳にならない

 こちらの『センスは知識からはじまる』、読んでました。

きっかけは、こちらのブログ。
gothedistance.hatenadiary.jp
『「センスがない」のほとんどは、単なる練習不足に過ぎない』とタイトルに引き寄せられ、この本が紹介されていました。

「センス」ってあらゆる分野で言われますよね。デザイン、ファッション、絵、スポーツ、スピーチ、あと何があるかな・・・とにかく、いろんなところで「センスがいい悪い」問題は出てきます。

鍼灸にも、「センスがある」…とガチに言わずとも、それ風な表現は聞かれます。

「センスは生まれつきのもの、一種の天賦の才能」と何とは無しに思っています。空気みたいに捉えどころがないので、よくわからず「センス」という言葉でまとめて言ってしまっている節があります。

それを「知識からはじまる」って言い切っているので、これは読んでみなきゃ!と思ったわけです。

著者の水野学氏は、クリエイティブディレクターで、NTTドコモの「iD」、「くまモン」の生みの親だそう。
HP見ると、私も知っているブランドのブランディングやデザインをやっていますね。

そんな方が語る「センス論」は、説得力があります。

私も含め皆、センス、アイデア、ひらめきに幻想を抱いているんですね…
どっかから降ってくる、とか、神様が舞い降りる、とか。何か秘訣があるはず、何か裏技があるはず、何かウルトラCがあるはず、etc.

でも、水野氏は、具体的に丁寧に、ご自分が生み出す過程を書いています。

「センスとはひらめきでなく、知識によって形成できる」「センスとは、研鑽によって身につくもの」と聞いたら、「センスがないので・・・」っていうのはもう言い訳に使えませんね。

さらに、水野氏は、「感覚とは、知識の集合体です。」とも言っています。「美しいと感じた体験の集積が、僕の中の『普通』という定規になっているのです。」

感覚は、知識と体験から生まれるってことですね〜。

ある鍼の先生が、「いい鍼灸師になるにはどうしたらいいですか?」という学生からの質問に「鍼灸関係なく、いろいろな体験をしてください。本を読む、絵をみる、どこか旅行に行く、なんでもいいですから」と答えられました。
この先生も、いろいろな体験が感覚を養うってことを知っておられたのでしょう。

「センスが必要とされない仕事など一つもない」のですから、アートデザイン系の人じゃなくても、いっぱい得るものがあります。
まさしく「『センスという恐怖の言葉』の呪縛から解き放たれる」一冊でした。

より「精度」を上げて暮らそう!

 

人生は面白い。