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hitokadoh姉さんの身辺雑記

鍼灸師、心に浮かんだこと、あれこれつづります。

高野山東京別院で、阿字観実修会

高野山東京別院の阿字観実修会へ、初めて参加してきた。
阿字観というのは、真言密教の瞑想法のひとつらしい。

初参加の場合は、9時半に集合し、お坊様が瞑想の基本的な説明や注意点などを話される。
初めての方は20人ほど。

本堂へ行き、入る際のお作法を教わる。
塗香(ずこう)という粉末のお香を使って清める。塗香はカレーのような匂いで、妙にくせになる香りだ。

初めての人は、わかりやすいようにと、祭壇の最前列に席をとるよう案内された。

やはり本堂は雰囲気が違う。
人はたくさんいるのだが、空気が静かでピンとしている。
瞑想する前から、穏やかで平和な気持ちになる。

10時から実修会は始まる。

瞑想に入る前に、お坊様が三礼、姿勢、呼吸法などを説明されながら、一緒にやっていく。
順を追って説明してくれるので、とてもわかりやすい。

座り方にしても、「これがつらいようだったらこういう座り方でもいいです」といくつか教えていただけるので、自分が楽な状態でいられる座り方でいいらしい。
お坊様は、何度も「決して無理はされないように」と言われた。それが大事らしい。

般若心経を皆で読経する。
「わからない方でも耳で聞いて、一緒に声を出してください」
私は般若心経覚えていないのであんまり声を出せなかったが、聞いているうちにお経がからだにしみてきた。
お経ってマントラだもんね。お経は漢字で書かれているけれど、大切なのは音♪なんだなぁ。
広い本堂で聞いた般若心経は、ちょっとしたヒーリングサウンドだった。

瞑想は、誘導瞑想みたいな感じ。
あっという間に終わってしまった感じだったが、かなりすっきりクリアになった。

瞑想を終えるにも、徐々に戻ってくるように、呼吸を整え、からだを徐々にほぐしていく。
これも誘導してくれるので、とても安心。

そして、日常に戻るために三礼を行う。

始めから終わりまで、とても丁寧な解説をしていただけるので、瞑想になじみのない方でもやりやすいでしょう。


その後、茶話会があり、お茶とお菓子をいただきつつ、お坊様のお話を聞いた。

それがとてもよいお話だった。お坊様のお話は含蓄があるなぁ。

「40年以上やっていても、わからないことばかりです」

「若いときは、灯台だけはしっかり見えているんだけれども、道が見えていない。だから道がないところへつっこんでいくこともある。年をとると、自分の足元、自分の道だけは太くしっかり見えているのだが、灯台が見えなくなる。でもその頃になると、灯台が見えなくても不安にならない、平気なんですね」

「何でもいいんですよ。但し、自分がそれを選んでるという認識を忘れないでください」

今の私にとても響いた言葉だった。


このお坊様、川上修詮さんといって、茅ヶ崎千手院のご住職だそう。
こちらのお寺でも阿字観実修会をやっているようだ。


高野山東京別院では、月に2回実修会がある。足の悪い方でも実修できるよう、本堂には椅子も用意されている。
しかも無料だし、予約必要ないし、おすすめである。