hitokadoh姉さんの身辺雑記

鍼灸師、心に浮かんだこと、あれこれつづります。

ボニューでの午後

最近の日常は、「する」こと、「しなければならない」ことであふれかえっている。

そんなとき、何にも「しない」ことをすると、今まで存在を気づかなかったものをいっぱい発見する。

例えば、朝鳴いているすずめたち。風に揺れる葉の音。空に流れている雲。雲がないところの空の青さ。日の光の温度。遠くから聞こえる人の声。歩いている人の足音。偶然出会った犬の鼻の湿った感じ。

そんな風にいろいろ気がつくと、「私も生きているんだ」とごく当たり前のことをしみじみ思ったりする。

時は短く、長い。

初めてなのに、妙に落ち着く感じ。

今ここに立っているのに、ずっと昔にもここに立っていた気がする。


フランスの小さい村の、一番てっぺんにある古い教会。
その敷地にある草むらに座りこんで、リュベロンの風にふかれながら、まどろんでいた午後。

とりたてて何もしなかったその一日が、ふと浮かんでくる。


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今月は10日間休暇をとって、旅行してきた。
旅行前はせわしなく、旅行後もあわただしい。

しかし、そんなあわただしい日々でも、なぜだか、心がささくれだつ感じはない。

あ〜、やっぱり休みって大事だね。
特に目的や意味のない旅っていうのも、たまには必要だね。