一香堂(ひとかどう)の身辺雑記

人生面白がろう😆一香堂はり灸師@神楽坂の雑記帳

ハトホルの書

今『ハトホルの書―アセンションした文明からのメッセージ』を読んでいる。

この本出版された当初、友人から勧められていたのだが、読むタイミングを逃していた。

つい先日立ち寄ったブックオフで偶然見つけ、「どれでも2冊XXX円」というセール期間に乗じて買ったのだ。
「スピリチュアル本打ち止め」と思っていた最近、久しぶりのスピ系本である。

いわゆるチャネリングで、ハトホルという集合意識からのメッセージである。
読み始めると、予想以上に良い。
副題に「アセンション」という言葉から、「また煽るようなこと書いてあるんじゃないの?」と正直あまり期待していなかったのだが。

この『ハトホルの書』には、挑発的・脅迫的なかけらもない。
内容はグラウンディングしていて、人類に対する愛と尊厳にあふれている。
彼らは、基礎の重要性を説く。
日常における生活習慣、人間関係、感情、思考。全てがアセンションへと続いている道だ。
進化するために、なんら特別なことが必要なわけではなく、日々の地道な作業が大事、というわけだ。

ハトホルによれば、「アセンションのプロセスには終わりが」なく、「アセンションのゴールとは、ある特定の意識のオクターブに達することではなく、自分自身を愛にゆだね、そして人生に起こりくるさまざまな状況に関して最高次の可能性にゆだねること」だそう。
「これでアガリ!」っていうのはないなぁと、つくづく思う。

終わりがないっって、じゃどこまで行けばいいのさ?と少し投げやりな問いをしたくなるが、きっとハトホルは、「それを決めるのもあなたの自由意志です」と言うのだろう。

どこまでも続くってことは、ゴールが無限にあるということ。
そうなると、人と比較することも批判することも、あまり意味がない。
それぞれの道は、それぞれのものなのだから。

随所に出てくる「自己のエネルギーをマスターするエクササイズ」は、とてもシンプルだが、その効果はパワフルだと感じる。実用的で、状態を身につけるためには有効なものばかりだ。

以下、ピンときた箇所を抜粋する。

「感覚は変容を起こす燃料であり、進化と成長をうながす食料なのです。」

「否定的な感情は取り除くのではなく、変容させるのです」

「高次の霊的神秘を見出そうとするまえに、自分自身の地下墓所カタコンベ)に降りていかねばならない」

「バランスのとれた意識を維持するには、高次の意識に行けば行くほど、一方ではそれだけ深く掘り下げる必要があるのです。」

「自由になるかどうかは自分次第である」

「実際に起きている事件や出来事に充分な意識をもって気づくこと、それに対する自分の感情反応に気づくこと、そしてその件に関する選択の自由は自分にあると思い出すことです。」

「外的状況を変えることができてもできなくても、あなたには必ずそれに対する内的反応を変える力があります。」

「自分の未来の外的現実を変える鍵は、自分が内側で下す選択から生まれることを確信してください。」

「外面的に生活が順調であることは霊的進歩の基準にはならない」

「出来事をある種のあきらめや忍従として受容するのではなく、実際に起こっていることの認知として受け入れてください。」

「『この状況に少しでもよい結果をもたらすために、私にできることは何か。私をとおして生命のもっとも深遠なる目的に貢献するには、ここで私は何かできるのか』 このいまだ問われざる問いを発するとき、奇跡があなたを待っているでしょう。」

とかなり抜粋しちゃったが、まずは

● 気づき
● 選択
● 波動

を意識して、日常を送ってみよう☆