hitokadoh姉さんの身辺雑記

鍼灸師、心に浮かんだこと、あれこれつづります。

吉福伸逸さんのインタビュー記事

吉福伸逸さんのことを初めて聞いたのは、先月BIPSのワークショップ。
吉福さんのワークショップに参加したことがある方が数人いた。

吉福さんは、日本にトランスパーソナル心理学を紹介した方らしい。
話を聞いたところ、かなり強烈なキャラのようだ。

そんな話を聞いてだいぶ経ってから、吉福さんを検索してみたところ、面白いインタビュー記事をみつけた。

www.heartc.com

www.heartc.com


セラピーにご興味がある方、セラピストの方には、ぜひ読んでいただきたいと思う内容だ。

印象に残ったところをいくつか書いてみる。

 

1.吉福さんのセラピーに対する考え方。

セラピーには、二段階あるそうだ。

「ひとつは、社会の要請に機能できなくなって自らが激しい苦しみの中にいる人が、社会の要請にこたえられる状態になること。」

もうひとつは、「社会の要請をいったん横に置いておいておきましょうよ」というスタンス。
これが吉福さんのセラピーの前提だそう。

「解放することによって、社会の要請にこたえるような人間になるかどうか、あるいは、社会の要請にこたえることに意味を感じるような人間になるかどうかについては、僕は、あのー目を向けていないんです。そういうことに目を向ける必要性を、僕は感じておりませんので。」

言葉は過激だが、でっかい愛のスタンスだ。
その人を、そのまんま見るわけで、どこの枠にもはめようとしていない。


2.インタビュアーの向後善之さんの、「天職を見つけるのが、自己実現」「自分探し=天職探し」という風潮に対しての違和感。

ふむふむって感じ。
これって結構陥りやすい誤解だ。
確かに、むか〜しの自分もそんな風に考えておりました。
よく考えたら、自己実現を職業としか捉えていないって、かなり貧相な発想だよね。


3.人間共通の基盤、「コモングラウンドにしっかりと目を向けさえすれば、われわれは、傷を、自らの力で知らず知らずのうちに癒していける力を持っている」

吉福さんは、そのコモングラウンドを「悲しみの共同体」と呼んでいる。
分離は確かにあるのだが、その根底には共通のものがある。
だから、敵もモンスターもいない。


4.「メロドラマ」

これは、言い得て妙!

世の中の人、ほぼ全て、自分のメロドラマを演じている。
自分主役のメロドラマの展開は、「主役からサブに移り、サブから端役に移り、端役から通行人に変わり、最終的にはメロドラマの脚本家になっていく。」

脚本家になるってことは、「全体像を見るということ」

脚本家になれば、「いかにそのメロドラマがつまらないドラマだったのか、それから、どのメロドラマも同じ筋書きだってことが分かってくる」

これってNLPの知覚ポジション変更だな。


5.「ドラマの内容は関係ないんだって。プロセスとコンテクストですよ」

これも、まさしくNLP的思考!



向後さんの「インタビューを終えて・・」も、このインタビューの解説が書いてあり、さらにわかりやすい。

時々、セラピストに対して私が感じる違和感は、「Co-meserate、すなわち、傷のなめあい状態」に対するものかも・・・

ぜひ、吉福さんのワークショップに参加してみたいものだ。



注:本文の「 」内の文章は、インタビュー記事前編後編からの転載です。