一香堂(ひとかどう)の身辺雑記

人生面白がろう😆一香堂はり灸師@神楽坂の雑記帳

昨日の怯えと恐れ

昨日、ある告知を一香堂のブログにアップしました。

こちらのhitokadoh姉さんブログは「個人的つぶやき可」と勝手に決めているので、ちょっとぶっちゃけます。

いざそれを書こうとすると、いろいろ抵抗…というか葛藤…というか、なんかそんなものが湧き上がってきて、思ったより書くのに時間がかかってしまいました。

とかく、鍼灸のことを告知するとき、その葛藤は起きてくる。

「私がこんなこと書いていいのだろうか?」「まだまだ途上の私が語っていいのだろうか?」

誰だかわからない、見えない相手の影に怯えつつ、書く。

ま〜分析すれば、「それは〇〇が原因です」、「あなたの中のShadow(なぜか英語w)が…」ウンタラカンタラ・・・と出てきて、「ソレらを解消するためには・・・」と種々様々な解決法が世の中には溢れているのでしょうが。

自分の怯えや恐れを感じつつ何かするのは、そう悪くない。

怯えや恐れが出てくるってことは、ある意味、それが私にとって大切なもののひとつだっていうサインでもあるわけで。

怯え、恐れを感じつつ、それらで「深刻ぶって重くなる」自らの傾向を眺めながら、書く。

って修行みたいだな〜。

「変なプライドは捨てた!」なんていろんな人に話していたけど、「ええかっこしぃ」私はまだまだ健在です。

でも、それでいい、と思う。

それがいい、と思う。

ときには聖人になって、ときにはズルい奴になって、ときには勇者になって、ときにはチキンになって、ときには大笑いして、ときにはぐずぐず弱音を吐いて、ときには飛び抜けて、ときには這いつくばって、いろいろ変幻自在に移りゆくじぶん。

そんな私がいい、と思う。

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人生は面白い。

鍼つながりで、石原慎太郎に出会う

ある友人から、「鍼灸のことが書いてあったから」と本を貸してくれました。

石原慎太郎の『老いてこそ人生』。
 

本に書かれていたのは、あの岡田明祐先生のことでした。

以下引用(強調引用者)。

この人の凄さは鍼を打つ技や灸を据える技が素晴らしいなどというよりも、人間の体の奥の奥に潜んでいる可能性を熟知していてそれを複合的に駆使して病いを治すという、摩訶不思議というか、神業ともいえそうな治療を行う名人中の名人でした。

一時間ほどの治療を受けると自分の体が、内側のどこそこからさわやかな風が静かに吹き起こって体中に広がって行くようにリフレッシュ、というより再生されていくのがわかりました。

ふぇ〜、かっこいい!!名人の鍼は、技も人も超えるのですね〜。

鍼灸学校で、そのご子息である岡田明三先生から直接教えていただいたことは貴重な財産だな〜と、改めて思いました。

そして、明祐先生のことを書いてあるところだけ読んで返すつもりだったのですが…

老いてこそ人生』読み始めたら、思いのほか面白い!

石原慎太郎氏といえば、石原裕次郎の兄で、『太陽の季節』(読んでないし)の作者、そして元東京都知事・・・くらいの認識しかありませんでした。

断食(石原結實先生のことも)してたり、野口整体やっていたり。身体感覚も素晴らしい方だったんですね。

会見とかで見る「太々しさ」からは想像しえない、細やかな感性に、ちょっと驚きました!

友人が貸してくれなければ、絶対読まなかったでしょう。

今更ながら、石原さんを見る目が変わりました。

これも出会い、巡り合わせですな・・・

 

人生は面白い。

「一香堂」のロゴ

タイトル画像に、「一香堂」のロゴを使用しました。

画像入れるとタイトル文字が白抜きになり、若干読みにくい感じではありますが、ま〜いいでしょう。
html設定がよくわかりませんので、このままで行きます!

こちらのロゴ作成ストーリー(ってほど大層なもんじゃないのだけど)、こちら⬇︎に書きました。
hitokadoh.hatenablog.com

 

人生は面白い。

微生物が喜ぶ生活を


あなたの体は9割が細菌』、読みました。

原題は『10% Human』。「あなたの体のうち、ヒトの部分は10%しかない。」ということだ。

自分のからだと思っているが、実は、たくさんの微生物たちが一緒に住み着いていて、私たちの健康状態や精神状態が、想像以上に彼らによって左右されている・・・って聞いたらどう思われますか?

キモチ悪い? そのとおり!? いやいや、ありえないでしょ?

私は、なぜか嬉しく感じました。「人体は小宇宙である」と言われますが、まさしくこの考えを裏付けするような事実!

一人一人が一つの星みたいに思える。みんなそれぞれ生態系が違うから、そこに住んでいる微生物も種々様々。

そして、健康なヒトの腸内微生物(マイクロバイオータ)は多様性があるそうです。その人は、体内に豊かな自然を持っているわけですね〜。

この本では、いろいろな疾患がマイクロバイオータの問題ではないかという事実を、丁寧に取材され検証され、書かれています。例えば、肥満、うつ病、アレルギー、自閉症、etc.

まだこの分野の研究は始まったばかりではありますが、「あらゆる病気は腸からはじまる」というのは千島学説にも通じるところがあり、興味津々です。

やはり、抗生物質の使いすぎには注意必要ですね。かと言って、抗生物質が悪者というわけではありませんが。

抗生物質がマイクロバイオータの環境を破壊することは間違いないようです。

厄介なのは、抗生物質が使われているのはヒトだけではないってところ。ご存知のように、家畜には大量の抗生物質が使われています。
驚いたのは、食肉用の家畜を太らせるために抗生物質が使われていた、ということ。
「1940年代後期、アメリカの科学者は思いがけず、ニワトリに抗生物質を与えると成長が50%近く促進されることを見出した。」そうです。当時、アメリカでは都市人口が増加し、生活費の高さに困っていた市民たちの欲しいものの上位に、「安価な食肉」が挙げられました。
そんな時代に、この発見!そりゃ、抗生物質が夢の薬になりますよね〜

肥満の人と痩せ型の人、腸内微生物が違うそうです。同じカロリーのものを食べても、微生物の違いが吸収率の違いを生むそうです。

そこで出てくる、「腸内微生物を移せばいいのでは?」という疑問。そうあります、糞便移植という治療法!!

本中には、実際の治療として糞便移植を取り入れて治癒した例も紹介されています。重篤なクロストリジウム・ディフィシル感染症患者だったアメリカ人女性、ペギー・カン・ハイの話。オーストラリアで、下痢型の過敏性腸症候群とクロストリジウム・ディフィシル感染症の治療法として糞便移植を取り入れているポロディ教授の話など。

日本ではどうなのかとググってみたところ、慶應IBDセンター順天堂千葉大藤田保健衛生大学病院など出てきました。

微生物移植ということでは、出産・母乳も大きな役割を果たします。「変えなければならないのは、(略)出産を医療対象とみなす風土すべて」という一言につきます。赤ん坊が母親の膣を通って生まれてくることも、「肛門が膣口のすぐそばに」あって「陣痛中や出産時にほとんどの女性が排便する。」ことも、「幸先のいいスタート」。「母から子への最初の贈り物」、微生物が無事に届けられ、これから生きていく赤ん坊を守ってくれるわけです。

世の中、抗菌・殺菌グッズが溢れかえり、菌がないことが良いという風潮がありますが。。。その行為が、すでにある自然の生態系を壊していることに氣がついていません。

私もひところに比べると、抗菌グッズの使用はだいぶ減りましたが、ゼロではないですね…

これからは、私の中の微生物のことをもっと考えて、彼らが喜ぶ生活をしていこうっと。

 

人生は面白い。

2017.3.11

あの3.11から6年経ちました。

先ほど友人からのメールで、去年の3.11は写経をしたことを思い出しました。

今年は、どこに出かけるでもなく、読みたくて積んでいた本を2冊ほど読み進めた一日でした。

そして、いつも部屋に線香をたくのですが、今日は3時ごろに、線香だけでなく、なぜだかロウソクの火が見たくなり、家にあった和ロウソクを灯しました。揺れるロウソクの炎を、ただぼんやりと眺めていました。

今思うと、あれは祈りだったのでしょうか?

その時は、3.11のために・・・などと意識にも登らなかったのですが、私の無意識が反応していたのでしょうか?

 

思えば、2011.3.11は大きな転機だったと言えます。

私の中に、いろいろな氣づきをあたえ、いろいろな目覚めを起こし、いろいろなものと直面させてくれました。

私の中の最高と最低。目もくらむ美しさと反吐が出る醜さ。女神のような優しさと悪魔のような卑劣さ。

どれもみんな自分なのだ、と。

優劣つけることなく、どれもみんな愛しく大事な私なのだ、と。

 

あれから、私は、より広くより深いヒトとなっているだろうか?

 

こういう言葉、誤解されるでしょうか。

でも、あえて言いたいのです。

「3.11が起きてくれてありがとう」

喜びと悲しみと、笑顔と涙とともに。

 

人生は面白い。

新月明けにお引っ越し完了

gooブログから、はてなブログへお引っ越ししました。

以前書いていたのは全部消して、新たにまた始めようと思っていたのですが・・・

昔の投稿をずっと見返していたら、なんだかわからないことを必死に考えていて、意味不明なことをつらつら書いていて、わけもわからず必死に生きている昔の私をそこに発見し、あまりにも痛すぎてあまりにも愛おしすぎて、消すのが忍びなくなりました。

痛すぎるのは修正したり、理解不能で修正不可能なものは消しました。
そして、NLPカテゴリーの投稿は全部消しました。読み直す氣力がなかったもので…

いや〜もう恥ずかしい!! わたしってホントめんどーくさい人 www

わかってはいましたが、実際目の当たりにすると、いたたまれない・・・

とはいっても、一生懸命に生きていた私がいたから、今があるわけです。恥ずかしいですが、微笑ましくもあります。めんどーくさい私は、めんどーくさがらず瑣末なことに一一ひっかかり、一一つっかかり、一一つまずきながら、一歩一歩進んできたんだな〜、と。

軽い感傷にひたりながら、ブログお引っ越し作業が終わったのは、新月を迎えた後の27日の午前3時でした。

 

人生は面白い。

「FUCK IT」で悟れる!?

 
FUCK IT 「思い込み」をぶっこわせ!: 人生が劇的に軽くなるひと言

面白いです!
こういうRockな感じ?好きです♡

(いのちの立場から見て)どうでもいいことを、さも重大なように勘違いしているから、人生は苦悩でいっぱいになり重くなる。

と、今は語っていますが・・・

もっと若い頃深刻に満ちていた私が、これ読んでいたら、ものすごく反発して、本を投げていたことでしょう(笑)

そんな具合に、同じ人であっても、考えは変わる、思いは変わる、感覚は変わる、反応は変わる。

あの頃の私は、「永遠なるもの」を探していたのです(書いていて、恥ずかし〜)。
ある人の「変わらないのは、『変わる』ことです」って言葉を聞いたとき、ものすごくビックリした。ショックだった。
「え〜〜!!嘘だろ〜〜〜?!」てな具合でした。
自分の世界が崩壊するときは、軽い地震みたいでした。からだもグルグルめまいを感じたりして。

Haha、なんて純情な私。

確かに、人間目線の「永遠」は、ありませんわな。

話ずれました。
「FUCK IT」本の話です。

ぶった切り系の本ではありますが、内容は、今のこの次元で生きていくためのヒントいっぱいです。
比喩もイケているし、こういう伝え方できたらいいな〜

今の私が気に入ったフレーズは、

僕にじゃなく、「あなたの人生に」したがってほしい。

 

「そのとき心に浮かぶもの」だけが僕の見解だ。

そしてそして、なぜか「鍼」とか「経絡」とかが結構出てくるのです!!
185ページは、鍼が例えに使われています。

エネルギーが妨げられているツボに鍼を刺すとーーーージャジャーン、ふたたびエネルギーが流れるようになる!

最後の「おまけ」の章、「1日5分のすごい解放感!心も体も『ゆるめるエクササイズ』」には、○○経絡が活性化される、といったエクササイズの効果を説明するときに、経絡が結構使われています。

なんか嬉しいよね〜☆

 

人生は面白い。